平成17年6月5日(日曜日)、初石公民館で「台所リハビリで介護予防」〜元気な老後を送るために〜と題した市民公開講演会が開催されました。昨年に続き第2回目となったこの講演会は、流山市歯科医師会が、歯科の立場から高齢者の健康を考えようと企画したものです。
講師は、ご夫婦で隔月刊誌「タベダス」を出版している風人社の松井省吾さんと山崎幸江さん。今回は、炊飯器一つでご飯もおかずも作るパッククッキングを紹介してくださいました。火を使わない家庭真空調理法で、高齢者の方にも簡単で安全な調理法です。実演と試食を交えた講演には、150人の市民が参加しました。この日の実演料理は、イカと里芋の煮付け。参加者は試食後に、「よく味が染みていておいしい」、「こんなに簡単に作れるなんてびっくりです」と語り、とても好評でした。
平成17年度「高齢者よい歯のコンクール」、「母と子よい歯のコンクール」の第一次審査及び表彰式が、6月9日に保健センターで行われました。このコンクールは、千葉県、各市町村、千葉県歯科医師会、各郡市歯科医師会が主催し、歯の健康が優れている高齢者及び幼児とその親を表彰することにより、生涯にわたって自分の歯で食べられるよう、歯科疾患予防の正しい知識を普及、啓発することを目的として行われています。今回は7名の高齢者と1組の親子が参加され、和やかな雰囲気の中、審査が行われました。
審査は、単に虫歯がないということだけでなく、かみあわせや、口腔清掃、顎の調和、そして身体の健康状態などを総合的にみます。高齢者の最優秀賞に選ばれた倉石久雄さん(80歳)は、ご自分の歯が29本あり、治療も完璧にされていて、何よりもテニスで鍛えた体は若々しく80歳とは思えない健康そのものです。審査をされた蔦森歯科医師も大変驚かれていました。母と子の最優秀賞の大山さん親子は、親子とも虫歯は1本もなく、素晴らしい歯だったとのことです。最優秀者は流山市の代表として、千葉県の第二次審査に推薦されます。
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