平成17年6月18日(土曜日)、広報づくり講座が江戸川大学のマルチメディア室を会場に開催されました。参加した25人の皆さんは、自治会の役員やサークル、地域各種団体で活動していらっしゃる方々で、「広報を初めて担当することになったから参加した」、「いま、広報を作っているがどうもうまくできない」など、それぞれに課題を持っての参加です。普段、何気なく目にしている自治会報やPTA広報、保護者会だよりなどの広報類も、役員さんたちのこうした努力があって発行されていることが少なくありません。
マス・コミュニケーション学科の剣持隆教授は、「地域社会における広報の役割と重要性について」企業広報畑を歩んでこられた自らの体験をもとに、「広報は危機管理に始まり危機管理に終わる」として、災害時の広報や企業が危機に陥った時の対応、広報の重要性を話しました。
また、同学科の青野丕緒教授は毎日新聞社の記者を17年勤め、毎日グラフの編集長もされていたことから、「編集のいろはと広報文章の書き方」を具体的にわかりやすく解説。編集のキーワードは、「不特定多数の読者」を常に頭に入れておくことや編集会議が重要であること、見出しやレイアウトについてなど、具体的な事例をあげての解説に参加者は熱心にメモをとっていました。
実技では、用意されたダミー文章で「ワードの使える小技」を練習。簡単に文章を編集できる技術に、パソコンを前に熱心に取り組んでいました。自分で作成した広報を持参した方は、何枚かの写真を挿入したときの不具合などの具体的な質問をされ、江戸川大学の皆さんは参加者一人ひとりに丁寧に答えていました。この講座は、公民館が江戸川大学の協力を得て開催している学校開放講座のひとつです。毎年、5月末には、PTA役員などが決まりますが、役員改選で一番もめてしまうのがこの「広報委員」です。ジャンケンやくじ引きなどでやっと決まった役員さんから、「まったく初めてなので教えて」というような声を受け始まったものです。次回は、いよいよ自分たちの目的に沿った紙面づくりに挑戦します。
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