平成17年6月24日(金曜日)、流山市役所の市民ギャラリーで毎月好評のサロンコンサートが行われました。今月は、流山市の姉妹都市・相馬市の相馬民謡同好会の皆さん4名が、新相馬節、相馬流れ山、相馬盆唄などを尺八や三味線で熱演。当日は、梅雨の合間の晴天で、ひと足早い夏を感じさせる民謡に市役所を訪れた方々も足をとめて聞き入っていました。
相馬民謡同好会は32名のメンバーからなり、10年以上の歴史のある団体です。今回唄っていただいた中でも「相馬流れ山」は相馬藩の国家ともいわれ、徳川時代から騎馬武者たちにより唄い継がれてきた唄です。盆踊りにも使われ全国的にも有名な「相馬盆唄」では、80人以上のお客さんが手拍子をとって盛り上がり、演奏が終わるとアンコールの拍手が湧きあがりました。コンサートの最後には、流山市議会の新世会から花束と記念品の贈呈があり、姉妹都市の友好をさらに深めました。
相馬市は民謡の宝庫ともいわれ、これらの唄を保存し、全国へ普及するために相馬民謡全国大会や相馬盆踊り大会などを開催しています。相馬市とは昭和42年流山市の市制施行を機に、歴史の縁とそれまでの市民交流から友好親善都市となり、さらに緊密な友好と親善、産業、文化、社会、歴史等の交流を通じて発展するよう、昭和52年1月に姉妹都市となりました。このような関係から、流山市が相馬市から土地を譲り受け、平成3年に「流山市民ふれあいセンター相馬ユートピア」をオープンしました。また、平成8年からは災害時の応援協定も結んでいます。
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