流山に夏の到来を告げる大杉様の祭礼が平成17年6月25日(土曜日)・26日(日曜日)の二日間、加6丁目の大杉神社で行われました。祭礼委員会(勝間銀次郎委員長)が地元自治会や青年部、消防分団、子ども会、少年野球チームなど地域全体の協力を得て行われました。地元の皆さんが「旧道」と呼ぶ道の沿道には射的や金魚すくいなどの縁日が並び、境内にも焼きそばや焼き鳥の香ばしい匂いがたちこめていました。土曜夜の宵の宮には井崎市長も駆けつけ、祭礼などを通じた地域コミュニティの素晴らしさを賞賛しました。
日曜日は、午後1時に花火があげられると、子どもたちが引く山車を先頭に、お囃子や子ども神輿、そして加岸青年部(渡辺仁二部長)が中心になって担ぐ大人のお神輿が「せやっ、せやっ!」という勇ましい掛け声とともに繰り出しました。緑色に「大杉」と染め抜いたそろいのはっぴ姿の若衆を中心に、近隣から駆けつけた担ぎ手も加わって町内を練り歩きました。沿道では、ところどころに休憩所が設けられ、自治会の皆さんが冷たい麦茶やスイカなどをふるまい、猛暑の中、汗を飛ばして練り歩く若衆の心意気をねぎらっていました。
大杉神社は、江戸時代の石造物がある神社で祭神は大物主命です。毎年、6月25日に近い土・日曜に祭礼が行われ、境内には、水神塔や不動明王などの石造物やケヤキ、イチョウなどの保存樹木があり、近所の人々に親しまれています。普段は静かなこの通りも、この日は、「孫に見せたくて若夫婦が帰省したので夕べから大家族です」と首に手拭いをかけたおばさんがおっしゃるように、沿道には小さな子を連れた方々が大勢いらっしゃいました。ことしはお神輿の担ぎ手も多かったそうですが、蒸し暑い陽気もあって青年部の皆さんは「普段より疲れます」と語っていました。町内の家々には、しめ縄が張られ地元の皆さんが「加村岸」と呼ぶ旧道や江戸川を中心としたまちはお祭り一色に彩られていました。翌週2日(土曜日)、3日(日曜日)は根郷の浅間様の祭礼と夏祭りが続き、流山は夏本番です。
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