鏑木農場で親子自然体験学習
更新日 平成17年4月18日


里芋とごぼう〜植え付けから収穫まで

[画像]ごぼうを植える参加者の写真(27.2KB)

 平成17年4月16日(土曜日)、駒木台の鏑木農場で、「里芋とごぼう〜植え付けから収穫まで」が行われ42人の親子連れが土いじりを楽しみました。市民環境フォーラム・流山(新美健一郎代表)と公民館の共催で行う「親子体験自然学習」の一環で、親子で汗をかき、収穫の喜びを体験していただこうと行われました。この日の里芋の植え付けから始まり、草取りや土寄せなどを経て11月の収穫まで行います。初日は、里芋の種芋の植え付け、ごぼうの種まきで汗を流しました。里芋は個人区画にして、竹に名前を書いて「自分の畑」を作り、ごぼうは共同作業として「みんなの畑」を耕しました。里芋は収穫が簡単なのに比べ、ごぼうは土中深く掘らなければならないことから「お父さんの出番」になることも多く共同作業としました。


[画像]スコップを手に作業する参加者の写真(28.3KB)

 竹林から竹の葉が舞う薫風の中、赤や黄色の長靴をはいた小さな子どもたちがスコップを片手に「ミミズがいるよ」「早く大きくなってね」と楽しい会話が響いていました。永井肇さんは、種から写真を撮影し「子どもたちの活動を絵日記のように収穫までまとめたい」と、カメラ機能付き携帯電話で4歳と7歳の子どもの「農作業」を追っていました。また、初めて両親や妹弟と一緒に参加した流山小学校5年・加芝由樹穂ちゃんは「みどりがいっぱいで気持ちがいい。虫がいたけど、土いじりは楽しい」と語っていました


[画像]豚汁を食べる参加者の写真(21.4KB)

 中には、農家の庭先のチューリップを折って、お母さんに叱られて泣き出す小さな男の子もいましたが、畑を提供してくれた鏑木佐京さんは、「花や農作物に興味を持ってもらってうれしい。多少、じれったいと思うことや困ったなと思うことも、子どものときから自然環境に関心を持ってもらうことを考えたらがまんできるし、何よりも、今の地域社会では顔見知りになることが大切」と笑顔で語ってくれました。畑仕事が終わってからは、庭先で市民環境フォーラム・流山の皆さんがつくってくださったトン汁やブロッコリーの花のおひたしなどを囲んで楽しい昼食会。実際の種まきなどを指導した同フォーラムの早川昌孝さんは「農業研修ではなく、環境団体と公民館の事業ですから、自然の大切さを肌で感じていただければそれだけでいいんです」と語っていました。



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