平成17年5月7日(土曜日)、西深井の田んぼで家族で田植えから草取りや稲刈り、餅つきまで体験する親子米づくり教室が行われ、約70人の家族連れが田植えに挑戦しました。
この親子体験教室は、市民環境フォーラム・流山(新美健一郎会長)と公民館との共催によるもの。通称「新川耕地」を会場に、親子で自然体験できる場を行政と市民団体とのコラボレーションで提供していこうと昨年から始まったまもので、ことしは第2期生。ゴールデンウィークは寒暖の差が大きく油断していると風邪をひきそうでしたが、この日も、前日から冷たい雨が降り、参加者は雨具に長靴といういでたちで慣れない泥に足をとられながら悪戦苦闘していました。
日に焼けないようにと麦藁帽子をかぶった参加者が多かった昨年度とは大違いで、「延期して暖かい日に田植えをしよう」という声もあったそうですが、自然を相手に米をつくるという現実を少しでも理解するためには、季節を逃すことができない厳しさも知るよい機会と、「雨天決行」に。お借りした田んぼは1反で、3枚に区画を分け、参加者が秋に米を収穫し、ご飯を食べるためのコシヒカリが2枚と、参加者全員で最終回に餅つき大会をするためのモチゴメ1枚を植えました。東深井中学校1年の秋重莞治さん(12)は「泥の感触が気持ちいい。田植えは楽しい」と寒い中で冷たい水に足をつけながらもザリガニを手に語ってくれました。
講師の吉田篤さんは、昭和50年代に無農薬野菜や有機野菜のリヤカー販売から始まり、本格的に農業に挑戦して10年が過ぎた起農家として政府広報のテレビ番組などでも紹介されたことがあります。吉田さんによると「田植え体験というと30分くらいやって終わりというようなものも多いのですが、雨でも半日がかりで田植えをして、これから炎天下でも草むしりをする。遊びではないので達成感や充実感が得られると思います」。参加者は、これから草むしりなどを続け、9月に稲刈り、10月に餅つきをする計画です。
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