流山ロータリークラブ(山口豈男会長)では、社会奉仕委員会の事業の一環として、6年前より病院や高齢者施設など5か所で「春の風・ふれあいコンサート」を開催し喜ばれています。流山市音楽家協会(熊坂牧子会長)の協力を得て、毎年この季節に開催しています。ことしは5月11日にナーシングプラザ流山、5月16日に流山中央病院、5月17日、流山総合病院、そして、今回、お邪魔しました5月23日(月)はハートケア流山、さらに5月26日には東葛病院で開催される予定です。
お伺いしたのは、ことし4回目の会場となった介護老人保健施設ハートケア流山。新山三郎事務長は、「新川小学校や平和台幼稚園の子どもたちがよく来てくださいます」と教えてくださいました。同施設2階の広いフロアで、入所者や通所利用者など約100人の皆さんがプロの音楽家による生演奏や歌声を堪能しました。この日の出演は、熊坂牧子さん(司会、歌)、熊坂正実さん(歌)、久野薫さん(歌)、内藤雅子さん(フルート)、樺山玲子さん(ヴァイオリン)、齊藤智子さん(ピアノ)の皆さん。
「花」や「浜辺の歌」などでは、高齢者の皆さんも自然と歌詞を口ずさみ、何時の間にか会場と舞台がひとつになって大合唱に。「ゴンドラの歌」のようにしっとりと聴かせる歌や「東京ラプソディー」のようにテンポよく手拍子をとる歌など構成にも工夫が凝らされ、代表の熊坂さんは「ノリのいい場所と盛り上がりの欠ける場所と、会場を歌いながら回って雰囲気をつくれるのが生の舞台のよさです」と語っていました。
フィナーレは、同施設の職員の皆さんや流山ロータリークラブの皆さんも一緒に「北国の春」や「ふるさと」などを合唱して盛り上がりました。この日、通所利用で来られたという美原の櫻井善一郎さん(80)は、「現役時代には音響技術に携わっていたが、きょうのコンサートはプロの生演奏で感動しました。高齢になると声が小さくなりがちだが、きょうのように大きな声で歌ったり、笑ったりすることが健康のためにも大事だと思います」と語っていました。
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