「すみれ」開所1周年
更新日 平成17年7月11日


西深井地域生活支援センター「すみれ」で開所1周年記念コンサート NPOの運営で身体・知的・精神の3障害の憩いの場

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 平成17年7月9日(土曜日)、西深井地域生活支援センター「すみれ」で開所1周年記念コンサートが行われ、約100人が参加し1周年を祝いました。同所が開所1年を経て、地域に理解を深めてもらおうと、運営するNPO法人自立サポートネット流山(勝本正實理事長)が開催したものです。主催した自立サポートネット流山は、知的障害者と精神障害者と身体障害者の3障害者団体が一緒になって、障害者のさまざまな社会参加などをサポートしているNPOで、昨年7月に開所した西深井地域生活支援センターすみれは、身体、知的、精神の3障害者を持つ家族の念願の活動拠点としてオープン。NPO法人が運営しているのも全国で初めてということです。


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この日は、井崎市長をはじめ保健福祉部長や障害者支援課長、保健師らも参加し1周年を祝いました。「すみれの仲間たち」による合唱をはじめ「すみれバンド」の演奏、そして流山市内在住のソプラノ声楽家・岡野美知代さんによる本格的なクラシック音楽などを楽しみました。すみれは、昨年7月に開所し、プログラムを決め、8月には地域の人々と一緒にバーベキュー大会や花火大会を開き、9月には初石工房との交流会などを行い、10月には念願のホームページを開設し、メール(sumire6202@ybb.ne.jp)による相談にも応じられるようになりました。11月には文化祭の地域福祉交流会に参加、12月には開所半年を祝ってクリスマスコンサートを開催、ことし1月には餅つき大会、2月にはショートテニス大会、3月には東武動物公園への日帰り旅行、4月にはお花見会、5月には柏DC交流会やふれあいフェスティバルを行い、6月から家族教室をスタートさせました。


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 当日は、社会福祉法人いづみ初石病院の授産施設スノードロップから普段は同病院の入院患者の皆さんに食べていただいているという焼きたての丸パンが差し入れされ、休憩時間には麦茶のサービスに焼きたてのパンが参加者を歓迎しました。利用者代表からは、すみれの改めてほしい悪い点や続けてほしい良い面などの話がありましたが、利用者やスタッフや実習生、ボランティアが一緒につくる自由な場であることが力説され、アドリブで日ごろのスタッフの努力に対してお礼が言われると涙ぐむスタッフの姿も見られました。すみれの入り口には七夕につくったという大きな笹飾りがありましたが、その短冊には「もっともっと笑顔になれますように」「少しずつ人とお話ができるようになりますように」「外の世界に出られますように」といった切実な願いが書かれていました。ピンクのすみれの花言葉は「希望」。西深井地域生活支援センターが誰にとっても希望を育み、希望があふれる場所となるように、また、地域に障害者やこうした施設の活動を理解してもらうために同所では今後もこうした活動を展開し理解を広げていくそうです。



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