夏休み最初の土曜日となった平成17年7月23日(土曜日)、博物館で子ども教室が行われ、江戸川に生息する魚やエビなどの観察会が行われました。動物園や水族館ばかりでなく、夏休みには市内を流れる身近な江戸川の生き物にも関心を持っていただこうと博物館が主催したものです。
この日、江戸川の魚やエビを獲ってきてくれたのは、加にお住まいの川魚漁師・奥木利一さん。昭和10年頃までは江戸川の水で米を研いでいたという奥木さんは、江戸川の変貌を見続けていらっしゃる方です。博物館の前庭にタライや子ども用ビニールプールなどを置き、その中にアメリカなまずや日本なまず、うなぎ、手長エビ、沼エビ、たなご、せいごなどがいっぱい。
この時期、たなごはきれいな虹色の腹部を見せて泳ぎ、沼エビは水面をピョンと跳ねる俊敏な動きに、小学生は「かわいい」、保護者は「おいしそう」と反応はそれぞれ。子どもたちは、ぬるぬるしたうなぎの感触を体験したり、はさみの大きなモクズガニを恐々と覗き込んだりしていました。職員の「持ち帰ってもいいですよ」という誘いに、「おうちで飼いたい」といううれしそうな子どもに、「ちゃんと世話ができるの」と心配顔のお母さん。
「ペットを捨てる人がいるのでエビなども外来種が多くなりましたね」と嘆く釣り好きなお父さんの姿も見られました。博物館には、奥木さんが獲ってくださった魚が泳ぐ大きな水槽が入り口に置かれていて、いつでも江戸川の魚を見ることができます。夏休み中は企画展「醸造のまち、流山〜酒・みりん・醤油・味噌」も好評開催中。月曜休館。入場無料。夏休みの自由研究に親子で楽しめるスポットです。
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