平成17年8月6日(土曜日)、文化会館で、客席で、子どもが歌っても踊っても、お互いに気にしない約束の「子育てサロンコンサート」が行われ、約400人の親子連れがライブコンサートを楽しみました。子育て中で忙しいときにこそ、たまには親子で、生の音楽を楽しもうと年に数回、開催されているもので、60年前に原爆が広島に投下されたこの日、行われたコンサートのテーマは「命どぅ宝」、琉球のことばで「いまある命を大切に」というような意味だそうです。わが国で唯一、地上戦の悲劇を経験した沖縄の音楽を中心に、平和都市宣言のまち流山で開催されました。
ロビーでは、市民環境フォーラム・流山の皆さんによる戦時中の食べ物「すいとん」を試食するコーナーをはじめ、広島平和記念公園に贈る折り鶴をつくるコーナー、沖縄の楽器「パーランクー」をつくるイベントコーナーなども設けられました。出演は、流山市民でつくるエイサー(沖縄太鼓)隊の「とんとんみー」など4団体。エイサー隊とんとんみーの皆さんは、6歳から60歳までの会員で構成され、毎週日曜日に八木南小学校体育館で練習を続けています。
松戸市を中心に演奏活動を続けている沖縄ポップスバンド「ぽーぽーず」は、「手をつなごう」「歌おう」などのオリジナルソングで客席を沸かせました。金町を中心に活動を展開している「ちるかみ」は、女性3人の沖縄民謡ヴォーカルユニット。「安里屋ユンタ」などで、子どもたちを舞台に上げ一緒に踊りながら歌って客席を盛り上げました。炎舞太鼓は、この日、「生まれて初めて司会をつとめた」という石垣島出身の上里好博さんが結成した創作エイサー隊で、10代〜20代の若者が多いだけにパワフルな太鼓や舞いで圧倒しました。
出演者はいずれもボランティアで、子育てサロンコンサートには、これまでも、沖縄ポップスバンド「チャンプラーズ」や家族のジャズバンド「そねそねくらぶ」、リコーダーアンサンブル「チャッテイママ」など多くの音楽家が無償で子育てママを応援したいと出演しています。公民館の「子育てサロン」は毎週2回程度、公民館保育ボランティア「ひだまり」などが中心になって定期的に開催していますが、子育てサロンコンサートは、この定期的に行われているサロンを拡大したもので年数回、1000席の大ホールを使って子育て中でもゆったり生の音楽を楽しめるイベントとして定着しています。
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