市役所市民ギャラリーで、戦後60周年ミニ展示「戦争の残したもの」と題して江戸川に旧日本軍が投棄した機関銃や銃剣を、また自衛隊による回収作業の際の写真を展示しています。これらの武器は、旧日本軍が旧流山橋の橋脚下に爆弾を処分したという噂があったため、平成15年9月、市が国土交通省江戸川河川事務所に調査要望し、昨年3月と4月、更に今年2月の3回にわたって陸上自衛隊の不発弾処理隊と海上自衛隊水中処分隊によって引き揚げられたものです。
昨年3月に15kgコンクリート爆弾1個、4月には15kgコンクリート爆弾5個、4kg演習爆弾3個、小銃弾類10個、今年2月の作業では、2個のクラスタ爆弾、7個の15kgコンクリート爆弾が発見され、このほか、小銃弾・機関銃弾・砲弾が約1万発。銃剣45丁、機関銃28丁が回収されました。いずれの爆弾も、信管や爆薬の入っていないものばかりで、特に爆発の危険はありませんでした。
展示されているのは、今年2月に引き揚げられてものの中で、危険性がないとのことで市教育委員会に譲渡された航空機用機関銃1丁と小銃用銃剣8本です。見学していた50才台の男性は、「まさに戦争の遺物ですね。こういう武器の要らない平和な世界がいいですね」としみじみと語っていました。この展示会は、8月23日(火曜日)まで行なわれています。戦後60年に当たり、あらためて平和について考えるためにも、ぜひご覧ください。
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