さわやか健康ボクシング教室
更新日 平成17年8月30日


さわやか健康ボクシング教室 流山高校で9歳から66歳までの受講者が汗を流す

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 県立流山高校で一般の方を対象にした公開講座「さわやか健康ボクシング教室」が始まりました。この教室は、ボクシングの練習を通して、健康な体と心の育成を図ることを目的に、公民館と流山高校が共催したものです。学校の週5日制を受けて、親子で体験できる生涯学習の場を提供しようと、平成14年から開催しているもので、今年で4回目を迎えました。今年は8月21日から10月23日までのおよそ2か月間、全10回のコースで毎週日曜日に行われています。初日となった8月21日にはアマチュアボクシング連盟強化委員長の小林信次郎教諭も指導してくれました。今回、このボクシング教室には、下は9歳、上は66歳までの男女58人が参加し、ボクシング初心者から経験者まで、様々な方が一緒になって練習を行なっていきます。


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 「ボクシングの練習は、心肺機能が鍛えられ、健康維持はもちろんのこと、体脂肪をエネルギーとして消費するので、ダイエット効果も期待できる。」という女性や、「普段の生活の中で溜まっているストレスを解消するために参加しました。」という男性など、皆さん様々な思いを持って参加しています。このボクシング教室の会場となっている流山高校は、昭和47年にボクシング部を創設。以来、高校ボクシング界の名門校として、インターハイチャンピオンを数名輩出するなど輝かしい成績を誇っています。その流山高校ボクシング部OBと、現役ボクシング部の生徒の協力によって、この教室を開催することができました。


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 流山高校ボクシング部OBでさわやか健康ボクシング教室の中心となって活躍されている大石誠一さんは「今の自分があるのはボクシングのおかげ、ぜひ恩返しをしたくて、ボクシングを色々な人に知ってもらいたく、協力させていただいています。最初は10人とか15人くらいだったのですが、どんどん口コミで増えていき、去年も50人以上だったので、結構評判は良いと思うのですが、これからもチビッコが高校に入った時にボクシングをやってもらえば良いなと思っています」と語っていました。


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 ボクシング場に集まった方たちはまず、バンテージを巻き練習に備えます。今回初めて参加する方は、ボクシング部の生徒にバンテージの巻き方を教えてもらいながら、自分で巻いていきます。そして練習が始まると、全員でシャドーボクシングを行います。コーチの指導でワンツーを繰り出し、ボクシングの基本を練習していきます。続いて、初心者と経験者に分かれ練習を行なっていきます。初心者は、基本となる構えや、パンチの出し方などボクシングの基礎を一から教わっていきます。そして経験者は、グローブを着け、コーチを相手にミット打ちを行っていきます。中には、大人顔負けのパンチを繰り出す子どもも参加しており、コーチも汗だくになりながらパンチを受け止めていました。


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 今回教室に参加した受講者の中で、いちばん元気に練習を行なっていたのが、最高齢66歳の笠見勝春さん。笠見さんは、これからの自分の健康のことを考え、第2回の教室から参加しており、今年で3年目となりました。笠見さんは「4年前から広報ながれやまに載っているんですよ。1回目の時は“おおむね40歳まで”と書いてあったので参加していないんです。2回目から応募してみたらどうかなと思い、出してみたら、受け付けてもらいました。先生方はもちろんのこと、生徒さんが親切でやさしく、こちらのレベルに合わせて教えてくれて、とても良い教室だと思います」と語っていらっしゃいました。練習の最後には、OBの方がボクシングの迫力を肌で感じてもらおうと「マスボクシング」と呼ばれる、相手にパンチを当てないスパーリングを披露しました。参加者の皆さんは、本物のスパーリングの迫力を目の当たりにし、圧倒された様子で「マスボクシング」を見学していました。また、受講者の中からは流山市ボクシング連盟の設立をしようという動きもあり、学校開放講座として始まったこの講座は着実に地域に根付いてきているようです。



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