平成17年9月19日(祝日)、文化会館で、アジア平和音楽祭「Native Spirits」が行われました。ネイティブな質感を持つアジアの様々な音楽が一堂に会する音楽祭を開催し、いろいろなルーツミュージックに触れることによって、共通の言語である音楽を通し、平和都市宣言をしている流山から「アジアの平和・共生」というメッセージを終戦60周年に発信したいと行われたものです。
特に小学生以下は無料とし、異文化に触れる機会を提供し、国際理解、国際交流学習してもらおうと入場無料として行われました。主催は、Native Spirits実行委員会(宮城安光委員長)、流山市と流山市教委が後援し、日韓友情年2005記念事業にも位置付けられ、初めて開催されました。
出演は、韓国伝統打楽器集団パラムウンセク、ネパールのボビン・アンド・マントラ、沖縄音楽のチャンプラーズと若風エイサー隊、台湾で人気ナンバーワンバンドの角頭オールスターズなど。司会はスマイリー原島。トークは国際理解学習コーディネータの金正姫。いずれも、プロとして活躍しているミュージシャンばかりです。
収益の一部は、「アジアの平和・共生」というこのイベントの趣旨に鑑み、アフガニスタン、パキスタンで30年に渡り、医療活動を続けるNGO「ペシャワール会」に寄附されました。会場には、約500人の市民や在日外国人らが駆けつけました。沖縄音楽のチャンプラーズの演奏「豊年音頭」では、客席から聴衆も舞台にあがって両手を上に挙げて踊るカチャーシーに、多くの親子連れらが参加。休日を利用して夫妻で客席にいた井崎市長もステージに招かれ、一緒にカチャーシーで汗を流しました。
エンディングでは、台湾や韓国、ネパール、沖縄の各バンドが全員で「花」を合唱、韓国語バージョンや台湾語バージョン、そして日本語で「花」を歌って聴衆を魅了しました。宮城委員長は、ステージから「武器をつくるくらいなら食べ物をつくって世界中が餓死したり、戦争で傷つけあったりしない世界にするために一緒に歌いましょう。戦後60年のことし、もう一度、平和についてみんなで考えましょう」と呼び掛けて、客席から大きな拍手を贈られていました。
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