平成17年10月11日から13日の3日間、流山北小学校(田頭美代子校長)グラウンドでビオトープ作りが行われました。これは、昨年試験的に西初石小学校と八木中学校で行われ、今年から年次を追って全校でビオトープを作ろうという事業のひとつです。流山北小学校では、ことし児童委員会としてビオトープ委員会をつくり、6年生8人、5年生12人の計20人が熱心に話し合い、児童たち主導で理想のビオトープを考えました。
グラウンドには、メダカやザリガニなどが棲む湧水による小さい池とそれを囲む樹木が残っていましたが、池には水も少なくなっており、今回の改修で生物の生息環境の復元・保護をしていくことができるようになります。児童たちの手で作られた計画図には、メダカ池をはじめ、カブトムシランド、バッタ野原などが生き生きと描かれており、これをもとにNPOさとやま(恵良好敏代表)の共生プランナー小瀧康男さんが設計図を作成しました。
実際の作業は、教職員を始め、NPOさとやまや保護者の方々の協力を得て、毎日40人を超える方が作業に汗を流しました。池の周りに土を盛り、丸太や枕木を使った橋や階段状の通路の整備など、皆さん泥だらけになりましたが、メダカの棲む池を中心に、バッタの生息できるような草原、カブトムシが成長できるようクヌギやコナラの木くずを設置した木箱など、児童の想いを盛り込んだビオトープが出来上がりました。
流山北小学校の田頭美代子校長は、「保護者の方々が積極的に協力してくださるのでとても有難いです。ことしは、メダカを中心とした生態系つくることと、地域の自然から昆虫などが移り住んで生息できるような環境作りをしていきたいと思います。教育的利用としては、動植物の観察を中心にビオトープ環境のデータを取り、来年以降も理科教育はもちろん環境教育として利用していきたいと思っています」と語ってくれました。
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