平成17年10月15日(土曜日)から16日(日曜日)まで流山6丁目の赤城神社で大祭が行なわれました。流山の地名発祥伝説の神社で、元和6年(1620)に再建され、大しめ縄行事などで知られる赤城神社の秋の大祭は、大祭実行委員会(山崎政治委員長)が主催しました。宵の宮では、境内に並んだ縁日がお目当ての家族連れで賑わいました。
翌16日には、赤城四ツ葉会(恩田利夫会長)が中心になってお神輿も町内を練り歩きました。このお神輿は、大正13年に造られた伝統あるもの。白木造りが特徴で、県内では、大原町の海に入るお神輿などが白木作りで有名だが関東でも、この時代の白木造りのお神輿は珍しいそうです。一時期、破損などによってお神輿が出ないときもありましたが、復活してから30周年の節目の年となりました。
お神輿は、肩に担い棒が食い込んで皮がむけたり、たこができたりしがちですが、吉田篤さんは「最近は若い人が増えたので、担い棒の位置が高くなって、担ぎやすくなりました」と語っていました。ときおり雨が降るあいにくの天候でしたが、提灯が並ぶ町内を威勢よく練り歩き、夕方には、赤城神社の急な石段を一気に駆け上る勇姿は圧巻でした。
言い伝えでは、「そのむかし大洪水によって上州赤城山の崩れた土塊が流れついたのが赤城神社奥の"赤城山"であり、"山が流れてきた"から"流山"という地名がついた」となっています。別説では、赤城山のお札が流れ着いたからともいい、地名の起源をひもとく面白い伝説です。総武流山電鉄平和台駅から徒歩約9分です。秋の一日を散策されてはいかがですか。
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