平成17年11月1日(火曜日)、JICAのシニア海外ボランティアとして派遣される加藤哲男さんと若林和春さんが、出発前に市長室を訪問してくださいました。今回3回目の派遣となる加藤哲男さんは、大手ビール会社で品質管理やビール酵母の研究をしてきた方。派遣先のペルーでも1年間、国立職業訓練センターで食品衛生や品質管理の指導を行う予定です。過去には、インドネシア、ボリビアに派遣され、現役時代に培った技術を指導してきました。「現地の生活に溶け込み、知識や経験を伝えることで、開発途上国の発展に寄与できることが自分にとっても最高の喜びです」と加藤さん。
若林和春さんは、大手電子機器メーカーで、電子機器の生産、品質管理に従事。今年12月末に定年を迎える予定でしたが、思い切ってシニア海外ボランティアに応募したところ採用。会社も理解を示してくれ、定年までの2か月間を特別休暇扱いにすることで、今回の派遣が可能となりました。派遣先のケニアでは2年間、技術専門学校の講師として、電子電気理論や、家庭用電気製品等の修理技術の指導を行います。「在職中は、ニューヨークへの海外駐在を経験しているが、アフリカは初めて。不安もありますが、自分のからだが動くうちに思い切って行こうと決心しました」と語ってくださいました。
お二人とも共通しているのは、奥様の深い理解があること。若林さんの奥様は、在職中の派遣に理解を示し、派遣先に同伴することにも同意。加藤さんの奥様も、派遣期間中、駐在国に単身訪問してくださるそうです。井崎市長は「日本の代表として、自由で積極的な国際化への架け橋になってください」と激励しました。
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ