平成17年11月14日(月曜日)、北部公民館で子育てママのセミナー「あかちゃんといっしょ」が開かれ、生後1か月から9か月までのあかちゃんを連れた10組の親子が参加しました。この「あかちゃんといっしょ」は公民館の新たな事業として今年度から開催しているものです。
中央公民館から始まったこのシリーズは、市内5つの公民館を順番に回って、今回の北部公民館が今年度最後の会場。ベビーカーを押して気軽に参加できるように各公民館を回って開催してきました。この日は、生後1か月のあかちゃんも参加。周りのお母さんたちから「かわいい…」、「こんな時のこと忘れちゃった…」と声を掛けられ、和やかな雰囲気で講座が始まりました。
助産師の小路和子さんは、お母さんたちの「おっぱいをふくまないと寝ない」という悩みには添い寝のコツを話したり、7〜8か月のあかちゃんで「虫歯が心配です」という悩みには、「おっぱいが虫歯の原因ではないけど、1日に1回はさっぱりする体験をさせて…」と、ひとつひとつの日頃の悩みや不安に丁寧に答えていました。
この日のテーマは「いのち育む」。小路さんは、お母さんたちに、「この子を産んだときを思い出してね」と訴え、絵本「いのちは見えるよ」を読みはじめると、参加者は、静かに聞き入っていました。あかちゃんは、「自分で生まれようとする力」があったから生まれてきた。昨今の青少年の問題は多様だが、「自己肯定力」がキーワードではないか。「いまあるあなた」そのままでいい、自分を好きになるように育ってほしい―と強調し、そのためには、お母さんが自分を好きでいてほしい、と参加者に呼び掛けました。
小路さんは、日本助産師会千葉県支部の会員で、主に柏市、流山市の新生児訪問などの活動のほか、学校やPTAなどからの招きに応じて、小中学校の児童・生徒向けや保護者向けに命の授業を展開。今ある命を大切にして生きていってほしいと暖かなメッセージを送り続けています。
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