最近、アコースティックなどのナチュラルな音色の楽器に注目が集っています。そんな中、西深井小学校では、平成17年12月12日(月曜)、児童を対象にした芸術鑑賞会として、究極の生音ともいえる竹を使った手づくり楽器演奏会が行われました。この芸術鑑賞会は、西深井小学校の児童の情操教育の一環として行われたもの。西深井小では、バザーの収益金を費用に充てるなどPTAも協力をして、毎年、この鑑賞会を開いています。
演奏したのは、竹の響きに魅せられて若手音楽家が結成した竹鼓舌(ちこたん)というグループです。この日も、竹で作った笛やギターのような弦楽器、木琴ならぬ竹琴、さらにスリッパで音を出すものまで、色々な楽器で童謡やアニメの曲を演奏しました。竹鼓舌は、竹の素材を生かしながら管楽器、弦楽器、打楽器を自ら製作しています。音楽祭やイベントへ参加するかたわら劇音楽、CMを手掛け、テレビ、雑誌でも紹介されるなど幅広い活動を展開しています。
子どもたちも初めて見る楽器とその音色に興味津々といった感じで、身を乗り出すようにして竹鼓舌の演奏に聞き入っていました。ほかにも、竹鼓舌は、東南アジアやアフリカの楽器を紹介したり、子どもたちに楽器を持たせて一緒に演奏したりして、楽しい音楽鑑賞会となりました。
竹鼓舌のメンバーとして竹笛を担当した松浦孝成さんは、第5回全日本リコーダーコンテスト独奏部門で金賞を受賞、各地でソロ・アンサンブルのコンサートを行っています。また、流山市のリコーダーアンサンブル・ヴィバーチェ(砂川ほなみ代表)の指導者としても活躍しています。リコーダーアンサンブル・ヴィバーチェは、毎月2回、東初石のシルバー人材センターの2階で練習を続け、流山市民音楽祭などにも出場しています。いまは、松浦さんの指導で、来年6月に行われるアンサンブルコンサートに向けて練習に励んでいらっしゃるそうです。
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