「リン、リン、リーン。リン、リン、リーン」美しい24オクターブの鐘の音色が流山おおたかの森駅の自由通路に鳴り響きました。平成17年12月18日(日曜)に開催された「第3回流山おおたかの森駅コンサート」では、明治学院大学の学生を中心に構成されたハンドベルクワイアの「白金ベルハーモニーリンガーズ」による『クリスマスハンドベル演奏会』が行われました。
これまでの2回の駅コンでは、平日の夜の開催で通勤・通学客が多くみられましたが、今回は、日曜日の午後4時からの開催ということもあって、お子さんを連れた家族連れが目立ちました。200用意した椅子席は開始時刻には満席となり、ピーク時には約400人の方々が集まり、ひと足早いクリスマスの夕べを楽しみました。
ハンドベルというのは、その名の通り手に持って鳴らす「鐘」のことです。鐘のひとつひとつは単音しか鳴らせませんので、曲を演奏する場合には、多数のハンドベルをテーブルに並べておき、10人以上のメンバーが並んで、次々に鐘を鳴らしていきます。ハンドベル奏者たちの息の合った演奏が見もので、演奏曲も宗教曲ばかりでなく、ポップスやジャズなど多彩です。
当日は、クリスマスの定番曲の「クリスマス・イブ」や、ディズニー映画「ピノキオ」のテーマ曲としても有名な「星に願いを」など10曲が演奏され、ハンドベルならではの天使のハーモニーとも称される美しい音色に、思わずうっとり。途中、集まった方々にもハンドベルの楽しさをと『体験コーナー』も設けられ、小さなお子さんから大人まで参加者たちは白金ベルハーモニーリンガーズの皆さんに教わりながら「きらきら星」を演奏しました。サンタクロースの衣装で会場に駆け付けた井崎市長は、小さなお子さんに「抱っこ」とねだられ、幼児を抱き上げたり、記念写真に一緒に納まったり大忙しでした。
流山おおたかの森駅の近くにお住まいで、明治学院大学卒業という小野祐子さんは、娘さんをつれて後輩たちの演奏を見にいらっしゃったとのこと。「市のホームページで今回の駅コン開催を知り、母校の生徒たちが演奏するというので楽しみにしていました。在学中にはハンドベルのグループはありませんでしたが、あれば入っていたかも」と笑顔で話していらっしゃいました。
コンサート終了後には、「星に願いを」と題して集まった方々に、用意した100枚の星型のオーナメントに願い事を書いていただき、12月4日に同駅南口広場に設置されたイルミネーションツリーに結んでいただくイベントも行なわれました。子どもも大人も、思い思いの願い事を書いていらっしゃいましたが、なかには「世界平和。災害なし」など今年の世相を反映したものや、「家族みんなが健康でありますように〜」といった家族を想ったものなど様々でした。
ちょうどツリーにオーナメントを結んでいただいている頃、つくばエクスプレスの高架が流山セントラルパーク駅に延びる西の方角には、1番星がキラキラと美しく輝き、この日集まった皆さんの願い事をしっかりと受け取っているようでした。次回の流山おおたかの森駅コンサートは、ちょっと先になりますが来年3月下旬に、市立南部中学校吹奏楽部の「卒業記念コンサート」を行う予定です。同吹奏楽部は、今年11月に日本管楽合奏コンテスト全国大会にも出場した県内でも有数の吹奏楽部です。ぜひ、おたのしみに。問い合わせ:マーケティング課 電話04−7150−6308
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