団塊の世代の定年退職が、「2007年問題」などと言われ、さまざまな議論を呼んでいます。そこで、「ぐるっと流山」では、定年後を地域でいきいきと活動されていらっしゃる方々をご紹介していきます。
創遊工房・代表、角田春夫さん(65)は、「おおたかのもりの小さなギャラリー」の館長も兼ねています。企業を60歳で定年退職し、いまの会社も2月末で「2度目の定年退職」となることから、空き家だった流山市十太夫の家屋を日曜大工でリフォームし、ギャラリー「おおたかのもりの小さなギャラリー」をオープンさせました。
平成18年1月14日まで稲葉悦夫作品展が行われました。角田さんは、まだ、金融関係のお仕事をされていらした現役の54歳のときに、職業訓練校に通って技術を磨き、1度目の定年退職後は、ポップクリエイターとして書店や薬局、スーパーなどの本や薬などに手書きで「お勧め」を書いた小さな札を立てる「ポップ」を書くお仕事に就いたそうです。
パソコンであらゆる書体が印刷できる現代に、手書き文字を書き入れるポップは書店などでも人気です。このポップクリエイターを学んだ職業訓練校の講師が、1月に展示会を行った稲葉悦夫さん。昨年3月から日曜大工でつくったギャラリーは、4畳半2間を作品の大きさや数によって1間に仕切ることもできます。築40年の木造平屋建ての家屋は、映画「3丁目の夕日」のようなどこか懐かしい感じがします。
創遊工房内「おおたかのもりの小さなギャラリー」では、月の前半と後半、13日を1単位(最長2単位26日間まで延長可)とし、13日間の利用で2,500円(光熱費は別途500円)という料金設定です。「大きなギャラリーは高くて1年先まで予約がいっぱいなんてことも多い。TXが開通したことで駅から近い便利な場所になったので、心を込めて作った作品をひとりでも多くの人に見て欲しいという方々に使って欲しくて空き家だった自宅に手を入れました」と語ってくださいました。お問い合わせは創遊工房・角田春夫さん03−3895−3814へ。
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