昨年末から小学生が被害に遭う悲惨な事件が相次いでいますが、長崎小学校(飯田秀人校長・児童数382人)では、下校時の見守り活動ボランティアが通学路で子どもたちを守るため不審者に目を光らせています。
学校では、昨年末に学区の2700世帯にボランティア登録のお願いをしたところ、11自治会から65人の登録があったそうです。1月12日に第1回の会議を行い、16日からスタートしました。学校では、毎日3人の教職員が1・2年生の下校時に途中まで引率し、交差点などでボランティアにバトンタッチします。
登録者の多くは中高年男性ですが、中には犬を連れて参加する女性の姿も見受けられました。ボランティアの皆さんは腕章をつけて各ポイントに立ち、危ない道などでは一緒に集団下校しています。長崎自治会から参加していらっしゃる牧野勝一さんは、「地域の子どもは地域で守りたい。子どもにとって学校と家の往復は移動の手段ではなく、通学自体が楽しいものでなくてはいけない。大人社会が病んでいる」と語っていらっしゃいました。
校門の前でお子さんの帰りを待っていらした保護者は「子どもが安心して“道草”を楽しめる社会になってほしい。大人が自分のことだけを考えずに、地域の子どもたちのことも考える社会にならなくては…」と不安を訴えていらっしゃいました。学校では、学校行事などで子どもの下校時間にも変動があることから、下校予定時間を表にしてボランティアの皆さんに渡して地域と学校と家庭が連携して子どもたちを守っています。
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