ナイスエイジングセミナー
更新日 平成18年1月30日


女性のからだと健康〜更年期のからだとむきあう ナイスエイジングセミナー

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 平成18年1月29日(日曜日)、文化会館で、「女性のからだと健康〜更年期のからだとむきあう」と題した講演会が行なわれ、中高年女性ら70人が更年期障害や家族との関わり方などを学びました。公民館がシリーズで行っているナイスエイジングセミナーの一環として公開講演会の形で行われたものです。


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 講師は、独立行政法人国立病院機構千葉医療センター産婦人科医長・大川玲子さん。大川さんは、少子高齢化が進む中で、性交の低年齢化や中絶、感染症などの実態を医師の立場で説明しながら、一方では、拒食や過食といった摂食障害、性機能障害などの「生や性」に対する拒絶も多くなっている現状を紹介しました。また、長寿化によって更年期障害やうつが多くなり、尿失禁などの老人性疾患も増加傾向になることを科学的データを示しながら解説しました。


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 かつては「働く女性は更年期障害が軽い」と言われた時代もありましたが、いまでは職場での負担やストレスも多く、仕事と家事を両立させている女性の心身は疲れて、更年期障害の症状が強く、退職に追いやられる場合も少なくないことから職場の産業医も最近は女性が多くなった傾向を紹介し、周囲の理解が大切と強調しました。


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 また、更年期障害というと頭痛や睡眠障害などに悩む女性というイメージも強いのですが、疲れやすい、うつ傾向になるなど似たような症状が男性にも多く、男性の更年期障害外来の医療機関も増えているそうです。中高年期は、夫婦間もコミュニケーションを大切にし、子どもが巣立ち、再び夫婦が向き合い、相手のことを知って実り豊かな生涯をおくるために、生き方をギアチェンジして、心身を気遣うことが大切と受講者に呼び掛けていました。



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