中学生が和太鼓練習
更新日 平成18年2月3日


和太鼓で卒業生を送りたい 中学生がバチさばきを学ぶ

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 東深井中学校(渡邉哲也校長・生徒数383人)で、中学2年生が和太鼓の稽古に励んでいます。柏などを中心に活躍している御響(おびき)の和太鼓や筝奏者で副代表でもある酒井温子さんを講師に、音楽の授業として和太鼓を練習し、平成18年3月8日(水曜)に同校で行われる「3年生を送る会」で披露する予定です。


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 講師の酒井さんが副代表を務める御響は、長野県・岡谷太鼓まつりの第一回和太鼓打ち比べコンテスト優勝・文部大臣賞受賞。東京都文化政策ヘブンアーティストライセンス取得。毎年新春には、東京国立博物館で演奏を披露している実力派の人気太鼓集団です。


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 同校では、3年前にPTAがバザーの収益金で御響を招き鑑賞会を開催、迫力ある演奏を目の当たりにした生徒たちから「私たちもやってみたい」と声があがり、2年前から音楽の授業に取り入れています。音楽室から和太鼓の音が響くと、「やりたい」と言い出す3年生もいます。「あなたたちは去年やったでしょう。ことしは聴かせてもらって、在校生に送られる番ですよ」と音楽担当の菊池章子教諭。生徒たちには人気の授業のようです。


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 お邪魔した2月2日(木曜)には、2年3組の生徒が稽古に励んでいました。2週目だったため太鼓を叩くのは慣れていましたが、この日は、太鼓を叩いたバチをそのまま上にあげながら、バチをくるくる回す練習。叩くリズムに気をとられるとバチを回すのを忘れ、バチさばきに集中しているとリズムが乱れてなかなかうまくいきません。


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 講師の酒井さんの見事なバチさばきに「かっこいい」と目を見張る生徒。我孫子市の太鼓サークルで活動しているという菊池教諭は、「ストレスのたまる社会で太鼓を叩いて発散でき、セラピーにも効果的。日本の伝統芸術に触れる機会として、鑑賞だけではなく、実際に自分たちで演奏して、3年生を送るというのがいいですよね」と目を細めていました。



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