平成18年2月3日(金曜)、市長室で防犯パトロールベストの贈呈式が行われました。子どもたちを守るためのパトロールの際に、ボランティアの皆さんに着用していただこうと、青少年指導センターが製作を進めてきたものです。この日は、各小学校の代表者15人にベストが手渡されました。
市内15小学校では、地域のボランティアによって下校時の見守りボランティアなどを行っていますが、子どもが助けを求められる大人であることが一目でわかるものをと蛍光イエローの背に、オオタカをデザインし「ながれやま」とひらがなで印刷したベスト1,000着を作成したものです。宮園自治会でのボランティア発起人の市川広志さんは、通学路でスピードをあげて走っていたバイクの集団に注意した際に、パトロール中という腕章を見て、若者たちが言う事を聞いた体験談から、「こうしたベストがあるのはパトロール活動を促進するために必要」とあいさつされました。
デザインについては、市内在住の住吉詩子さんにお願いしたそうです。指導センターでは、当初、「天のおとしもの」や「たまごのきみ」などで有名な漫画家・住吉文子さんにお願いしようと考えたそうですが、仕事の締め切りなどの関係で、美大を卒業されたお母さんの詩子さんに「お忙しいところご無理をお願いしました」と指導センターの清水所長は語っていました。住吉さんは「不審者に目を光らせるという意味でオオタカをデザインしました」ということです。
当日は、各小学校のボランティアの皆さんをはじめ加藤流山警察署長、同署の平野生活安全課長、鈴木教育長らが出席し、子どもたちを地域で守ろうと話し合われました。席上、井崎市長は、安心メールや市民の皆さんのパトロール活動などにも触れ「こうした活動はどれだけやっても、これでいいというものではありません。地域全体で子どもの安全を見守っていきましょう」と呼びかけました。また、加藤署長も具体的な検挙数や犯罪数などをあげながら地域が一丸となることで犯罪は未然に防げます。情報交換をしながら子どもたちを守っていきましょう」と訴えました。
市内では、各単位自治会や連合自治会などで自主防犯パトロール隊が21団体活躍されており、それぞれの地域を見回るなど積極的な活動を展開しています。一方、地域を限定せずに、市内全域を青色灯パトロール車などで巡回している流山市民安全パトロール隊なども不審者に目を光らせています。さらに昨年末には、全国の悲惨な事件を受け、子ども安全大作戦を組織化、PTAや自治会、警察、市、学校などが連携。ことし1月16日から長崎小学校で下校時の見守りボランティアが65人でスタートするなど、市をあげて安全で安心して暮らせるまちづくりに取り組んでいます。
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