平成18年3月1日、市役所市民ギャラリーで、市内在住の水墨画家・中川麗芳さんと麗しの会の「水墨画・墨彩画展」が始まりました。中川さんは、学生時代より南画を学び、1980年代にはカナダで水墨画教室を主宰。日本南画展で、読売新聞社賞、佳作賞(2回)などを受賞。
麗しの会は、中川さんが4年ほど前に近所の方々に水墨画と墨彩画を教え始めたのがきっかけででき、現在10数人の生徒さんたちが教えを受けています。2年目の佐藤トシ子さんは、「半紙に裏打ちした紙に墨で描くと、乾いたときに色が薄くなり濃淡が出てきます。頭の中で描いた絵となかなか一致しないですが、奥深くて楽しいですよ」と笑顔で話してくださいました。
一枚の画を描くのに簡単なもので数時間、細かいものだと数週間をかけて描くといいます。中川さんは「水墨画は、四君子といって『梅、竹、蘭、菊』を何年も描いて学ぶのが通例ですが、一般の方にも水墨画の良さを知っていただくには、その人が好きなものを楽しんで描くのが一番です。時間をかけて描けば、それだけ心に訴える作品になるのが魅力ですね」と、ご本人が大好きだとおっしゃる市内清龍院のしだれ桜を描いた作品の前で話してくださいました。展示は今月31日まで。ぜひ、ご覧ください。
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