桃の節句の平成18年3月3日(金曜)、中央公民館(文化会館)で紙皿や折り紙を使ったひな飾りづくりが行われ、6ケ月から4歳までの乳幼児を連れたお母さんら約30人が手づくりのひな祭りを楽しみました。公民館が主催したもので、保育ボランティア「ひだまり」(丸山由美子代表)が企画運営しました。この日は、色を塗ったり、絵を描いた紙皿を台紙に、折り紙でつくったお内裏様やお雛様を貼り付けて壁掛けのひな飾りづくりに挑戦しました。
折り紙は、身近な包装紙や折り込み広告などでも遊べる日本の伝統文化。こうしたイベントをきっかけに、家族で触れ合う場を継続してもらおうと、保育ボランティア「ひだまり」では、牛乳パックや古新聞紙、紙コップなど身近にあるもので遊べるものを企画しているそうです。今回のひな人形も、四角い紙を7回折るだけで完成しました。折り紙は久し振りとおっしゃるお母さんは、「お内裏様とお雛様の折り方も同じなのに、お内裏様は折るときに肩を少し残して凛々しく、お雛様はなで肩にと、角度を少し変えて折るだけで、ずっと雰囲気が変わって驚きました」と語っていらっしゃいました。
折り紙は、柔道や生け花と並んで、海外でも高く評価され、「ORIGAMI」としてそのまま国際語となっています。「パソコンゲームなどと違って、折り紙は指先を使い、また、創造力も養われるので、脳の活性化にもよいのではないでしょうか」とおっしゃる参加者も。桃の節句の起原は平安時代に遡ると言われ、それぞれ季節の節目の身のけがれを祓う大切な行事だったそうですが、3月3日に定着したのは室町時代と言われています。
折りあがったおひな様に丸く紙を切り抜いて、お子さんが顔を描き、頭の部分に貼る親子なども見られました。世界にたった一つのひな人形に満足そうで、「少しぐらいおかしな顔もご愛嬌」。今回の紙皿をはじめ厚紙に折り紙ひな人形と花形などをいっしょに貼れば楽しい壁飾りが完成。男の子と一緒に参加したお母さんは「私にプレゼント」と喜んでいらっしゃいました。この日は、できあがったひな飾りとひなお菓子をおみやげに解散となりました。保育ボランティアひだまりでは、こうしたイベントの企画運営をはじめ、研修や子育て広報紙の編集発行などを行う会員を募集しています。お問い合わせは文化会館(04−7158−3462)へ
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ