りとるねばあらんど
更新日 平成18年3月27日


臓器移植をテーマにミュージカル「生命の贈り物〜伝わるこころ・つながる命」 ミュージカル劇団りとるねばあらんど

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 平成18年3月26日(日曜)、文化会館で臓器移植をテーマにミュージカル「生命の贈り物〜伝わるこころ・つながる命」が上演され、ドナー登録の現状などを舞台を通して考えました。流山市のミュージカル劇団「りとるねばあらんど」(岩佐祥一主宰)が、昨年から出演者を一般公募して、公演に向け、歌や踊りの練習を続けてきたものです。今回、上演されたのは、臓器移植をテーマにしたミュージカル「生命の贈り物〜伝わるこころ・つながる命」。流山市や同市教委、(社)日本臓器移植ネットワーク、(社)流山青年会議所などが後援し、多くの市内事業所などが協賛して開催されました。


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 高校受験を間近に控えた15歳の中学3年生の女の子の仲間はみんなとても個性的で、いつも一緒に行動していました。ある日、重い心臓病の女の子「うららちゃん」との出会いから臓器移植のことを初めて聞かされ、院内学級にいる子どもたちとの付き合いでドナーさんや周囲の家族の理解があれば日本で移植手術ができ、助けられる生命がこんなにもあるのに…と知った仲間は、ドナーになれる15歳以上の人に呼びかけることを決意して、高校合格祝いのサイクリングに出かけます。そこで仲間に事件が起きました。原作や演出、音楽などは、これまで同劇団が関わった白血病をテーマにした「サンキュー 命をありがとう」(2002年、流山公演など)や難病筋ジストロフィーをテーマにした「天国からのぷれぜんと」(2003年、流山、徳島、神戸、成田公演など)などと同じ徳島ミュージカル劇団「ぴいたあぱん」主宰の梶ヶ谷佳恵さん。


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 「りとるねばあらんど」は、2002年夏に行われた社団法人流山青年会議所の20周年記念事業ミュージカル「サンキュー 命をありがとう」に徳島ミュージカル劇団「ぴいたあぱん」と一緒に、一般公募で出演した流山の子どもと保護者が中心になってつくった劇団です。ミュージカルの練習のかたわら、流山市産業博覧会や流山総合病院通所リハビリセンターのクリスマス会などにもボランティア出演しています。劇団創立に当たっては、初めての公演で一緒に出演した徳島ミュージカル劇団「ぴいたあぱん」の活動や考え方に共感し、姉妹劇団として活動スタートしました。


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 ステージでの歌には手話も取り入れられ、手話コーラスで訴える感動的な場面も多く、客席では多くの方々が目頭を押さえていました。タップあり、手話コーラスあり、楽しいダンスありの舞台ですが、テーマが生命に関わる問題だけに、客席には市内の医療関係者も数多くいらしていました。この日は、井崎市長も会場を訪れ、終演後のロビーで子どもたちに感動した面持ちで「私も早速、家族でドナー登録したい」と話し掛けていました。また、舞台挨拶に立った慶應義塾大学病院の移植コーディネーター・添田英津子さんは、客席に向かってドナー登録していますかと問いかけ、「臓器提供者と移植患者のそれぞれの気持ちを考える良いきっかけにして欲しい」と呼びかけていました。


[画像]井崎市長を中心に記念撮影(20.9KB)

 今回、上演した流山のミュージカル劇団「りとるねばあらんど」は、来年、国民文化祭が徳島で開催されることから千葉県代表として出演を希望しており、これからオーディションに挑戦するそうです。徳島公演と東京公演を予定している演目は「阿波の踊り子」。生まれつき耳の不自由な子どもが阿波踊りの太鼓とかねで言葉を覚えていった実話をオリジナルミュージカルにしたものです。同劇団では、この「阿波の踊り子」上演に向けて、手話に興味のある人やダンスだけでも台詞だけでも出場したいという団員や一般出演者を募集しています。5月にオーディションを開催し、6月からレッスンを始める予定だそうです。お問い合わせは、梶ヶ谷佳恵さん090−3782−3162まで。



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