4月1日(日曜)、流山おおたかの森S・C3階の出張所ロビーで写真展「つくばエクスプレスができるまで」が開催され多くの見学者でにぎわいました。市内にお住まいの又多洋一さんが撮ったつくばエクスプレス建設現場の記録写真など約100点が展示されました。つくばエクスプレスは、昭和53年茨城県で県南西地域交通体系調査委員会が発足(第2常磐線構想)したことに始まり、常磐線の混雑緩和対策として第2常磐線、やがて常磐新線として誘致運動が盛んになる中で、当時の流山市長や流山市民は一丸となり、他市他県と連帯し、都心直通の新路線を、しかも市域中央への誘致に成功しました。あれから29年、つくばエクスプレス開業を機に、まちの歴史が変わろうとしている中で、又多さんは、「私は、TX開業の5年ほど前から線路築造工事写真や工事で失われていった原風景などさまざまな写真を撮影しました」と語っていらっしゃいます。
展示された写真は、大型重機、地下トンネル、巨大橋梁、働く人、甲種車両輸送、新造車両など。「記録写真展は、工事関係の皆様さんや現場の皆さんの協力のおかげ。つたない作品ですが、往時の記録を振り返っていただければうれしい」と又多さんは語ってくださいました。撮影した又多さんは、一級建築士で土地家屋調査士などの資格を持ち、測量などをするマタダ設計登記事務所を三輪野山で営む技術畑の人。それだけに、一般の写真愛好家の写真とは作風が一風異なり、被写体となる風景の水平や垂直が保たれているため見る者に安定感を与える写真です。大きなクレーンで吊り上げられる駅の大型エスカレーター、他の電車に牽引されて運ばれるつくばエクスプレスの車両、地下工事、橋梁工事…。だれもが「貴重な記録として撮っておきたい」と思いながら「誰も撮っていなかった」二度と撮れない貴重な写真ばかり。この写真の一部は、4月中、TXと東武野田線を結ぶ流山おおたかの森駅自由通路に展示されていますので、ぜひ、ご覧ください。
柏市からウォーキングでいらした野中正さんは、「日曜日に公共施設を活用して、市民との協同でこうしたイベントを行っていくという姿は公共施設の本来のあり方のようで、流山市民がうらやましい」と語っていらっしゃいました。また、柏の葉のさわやかちば県民プラザでパソコンのボランティアをされているという杉野美代子さんは「大きなショッピングセンターで歩きつかれたときに写真やコンサートを楽しみながら休憩ができる企画はすばらしい。ボランティアでデジタル写真の加工などを教えていますが、いつかここで写真展を開きたい」と感想を聞かせてくださいました。
日曜情報センターは、流山市おおたかの森出張所ロビーに日曜日と祝日だけ開かれる流山と周辺地域の情報を伝える広場として3月18日(日曜)からスタートしました。チラシを置いておくだけ、ポスターを貼っておくだけの場ではなく、産官学の連携で小さなイベントを通して、市内の産業や、日ごろ地道に活動を続けているサークルなどの情報を発信していこうと始まりました。3月18日(日曜)には、レジャー施設ふくろうの森と連携し、陶芸や木工の体験教室を、3月21日 (祝日)には、江戸川大学と連携して環境トークショーや環境保全を訴える絵本づくり教室を、そして3月25日(日曜)には、保育ボランティアひだまりやオカリナサークル花れん、流山おもちゃ病院などのボランティアサークルとの連携で乳幼児連れの憩いの場を提供しました。会場は、流山おおたかの森S・Cの3階。月から土曜日は、「流山市おおたかの森出張所」。日曜と祝日は、オンラインの関係で住民票などが発行できないことから「日曜情報センター」として活用し、地元の商工者、学校、NPO、市役所などさまざまな団体や機関が運営委員会を設置して企画・運営しています。
次回4月8日(日曜)は「おおたかが棲む 市野谷の森」写真展とスライドショー。「流山おおたかの森駅」名前の由来となった“オオタカ”が棲む市野谷の森。NPOさとやまとの連携で、開発が進む中、残っている豊かな自然を紹介。11時と14時、17時の3回、スライドショーも開催します。また、4月15日(日曜)は、「わがまち流山のパソボラは元気です!」と題し、流山市内で活動しているパソコンボランティアの活躍を伝えます。個人の趣味に留まらず、伝える喜び、喜んでもらえる嬉しさ、人との交流を楽しむ中高年者がパソコンの楽しさを伝授します。参加費は無料ですが、ハガキ等の材料費は実費負担。パソコンをやってみたいけどローマ字読みが苦手…という方には、操作が簡単な「高齢者向けキーボード」も体験できます。申込不要。買い物や食事のついでにぜひ立ち寄ってみたいフリースペースです。お問い合わせはマーケティング課04−71250−6308へ。
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