平成19年4月15日(日曜)、流山おおたかの森S・C3階の出張所ロビーで「わがまち流山のパソボラは元気です!」と題し、市内で活動しているパソコンボランティアの皆さんがその活動を紹介しました。個人の趣味に留まらず、伝える喜び、喜んでもらえる嬉しさ、人との交流を楽しむ中高年によるパソコンのボランティア活動です。パソコンをやってみたいけどローマ字読みが苦手…という方も、操作が簡単な「高齢者向けキーボード」を体験しました。今回、参加したのは、公民館などを中心に活動しているパソコンボランティア4団体。パソコンボランティアゆめテクノの皆さんは、4団体の中でも発足6年目の老舗。町田祐司代表(69)は、「入門編というか、学習者の動機付けは公民館主催、それ以上のステップアップは私たちの自主事業と役割分担しています」と語ってくださいました。北部公民館では、パソコンサロンというお茶やお菓子を楽しみながらマンツーマンで初心者にパソコンの楽しさを伝授する事業を展開しています。
流山パソコンボランティア(土井理代表・24人)は、公民館のボランティア養成講座などを経て、学校や文化会館、さわやかちば県民プラザなどでパソコン初心者を支援しています。障害をお持ちの方に対しては自宅で個別指導をして喜ばれているそうです。会員の小磯俊さん(59)は、「パソコンボランティアがなかったら定年退職後の時間を持て余していたかもしれません」と笑いながら、「今回、日曜情報センターで初めて4団体が一堂に会した。ボランティア団体同士がこうした場で情報交換や交流を図っていくことが、より市民ニーズにあったボランティア活動を進めるうえで大切ではないか」と語ってくださいました。公民館の中高年者の生涯学習の場「ゆうゆう大学」の3期生として今春卒業した有志で結成したばかりのパソコンボランティアゆうゆう(乃一元久会長)はことし9月から「パソコン65手習いお手伝い講習会」を計画しています。ゆうゆう大学の選択科目でパソコンを学んだ卒業生が「流山市のIT推進の役に立ちたい」と結成しました。現在、講師によって指導に差が生じないよう猛勉強中だそうです。乃一会長は「こうした場で自分たちの活動を知ってもらえるのがうれしい」と目を細めていました。また、パソコンボランティアITカルチュア(西村貞男代表)は、ことし3月20日に結成されたばかりで、文化会館のIT室を拠点に今春から活動をスタートしました。
会場では、小学生やパソコンに触れるのも初めてという高齢者などが買い物や食事のついでに立ち寄り、写真の取り込みや文字入力、マウスによるお絵かきなどを楽しむ姿が終日見られました。中でも、買い物客などが足を止めていたのは「ゆとり世代のキーボードシステム」。東京情報大学や(財)千葉県産業振興センターとの産学官共同開発で江戸川台東の有限会社タタク(高井綾子取締役)が 「流山の高齢者にIT社会を楽しんでいただきたい」とソフトをインストールして、キーボードに専用のカバーをかけると、50音配列に切り換わるものを開発。テレビ東京(12ch)のワールドビジネスサテライトで「トレたま」の愛称で親しまれている人気コーナー「トレンドたまご」でも昨年11月8日に紹介されました。取締役の高井さんは、市のIT講習会がスタートしたのを機に、ボランティア育成などで全面的に協力してくださった方です。このキーボードは、同時に2つのキーを押さずに使えるようになるので、片手だけでも入力操作ができる高齢の初心者向け商品です。独立行政法人中小企業基盤整備機構がバックアップして、全国展開がスタートし、高井さんは「流山の高齢者の皆さんにIT社会を楽しんでいただこうと考えたものが、大きな話になってしまいました」と困惑気味。お問い合わせは有限会社タタク04−7135−0150(東葛テクノプラザ内)へ。
日曜情報センターは、流山市おおたかの森出張所ロビーに日曜日と祝日だけ開かれる流山と周辺地域の情報を伝える広場として3月18日(日曜)からスタートしました。産学官の連携で小さなイベントを通して、市内の産業や、日ごろ地道に活動を続けているサークルなどの情報を発信していこうと始まったものです。日曜と祝日は、オンラインの関係で住民票などが発行できないことから「日曜情報センター」として活用し、地元の商工者、学校、NPO、市役所などさまざまな団体や機関が運営委員会を設置して企画・運営しています。第1回目の3月18日(日曜)には、レジャー施設ふくろうの森と連携し、陶芸や木工の体験教室を、3月21日 (祝日)には、江戸川大学環境デザイン学科と連携して環境トークショーを、3月25日(日曜)には、保育ボランティアひだまりやオカリナサークル花れん、流山おもちゃ病院などのボランティアサークルとの連携で乳幼児連れの憩いの場を提供し、4月1日(日曜)には、TXができるまでの写真展が、4月8日(日曜)にはNPOさとやまによるおおたかの森のスライドショーと写真展が行われました。入場無料で申込不要。買い物や食事のついでにぜひ立ち寄ってみたいフリースペースです。
次回の日曜情報センターは4月22日(日曜)10時〜18時まで「歩いてみよう利根運河〜写真でつづる利根運河の歩き方」。江戸川と利根川を結ぶ利根運河は、季節の花や野鳥などが楽しめ、散歩やウオーキングコースとしても親しまれています。ことし2月には「美しい日本の歴史的風土100選」(同実行委員会主催、国土交通省・文化庁・全国地方新聞社連合会ほか後援)の「準100選」に選定されました。また、昨年は「土木学会選奨土木遺産」にも認定されました。観光立県千葉モデル推進事業により、桜のライトアップ施設の設置や、曼珠沙華の植栽、眺望の丘の整備など、竣工から117年を経て、さらに市民に親しまれ、魅力ある運河へと変貌を遂げて、さまざまな文化的イベント計画なども進められています。そこで利根運河の魅力を改めてご紹介しようと行われるものです。
また、4月29日(日曜)の日曜情報センターでは、MOTTAINAIキャンペーンとして「地球に緑を!ワンガリ・マータイさんのその後」と題して10時30分から環境漫才の林家ライス・カレー子さんをお招きしてMOTTAINAIトーク、13時30分からと15時からは「環・響ミニコンサート」で、市内在住のヴァイオリニスト・アントニオ斉藤さんが奏でる「千の風になって」、「トゥーランドット」などを聴いていただきます。さらに16時からと17時からは環境映画「静かなる革命」を上映。また、MOTTAINAIアートの展示や即売会も開催される予定です。翌30日(振替休)は「絵本づくりと竹細工に挑戦!」と題し江戸川大学チームオオタカがオオタカ絵本づくりと竹細工による箱庭ビオトープづくりを伝授。オオタカカレンダーも無料配布する予定です。いずれも無料、申込不要。お問い合わせはマーケティング課04−71250−6308へ。
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