流山おもちゃ病院が人気です。6月2日(土曜)も、東初石5丁目の神愛幼稚園(田中靖子園長)で、土曜日の午前中に開院されている流山おもちゃ病院(関谷裕代表)がTBSラジオ放送「永六輔の土曜ワイド」の人気コーナー「ラッキィ池田のTOKYO粗雑な疑問」の中で実況中継されました。この日は、9時30分からと、10時40分から、12時15分からの3回、各5分間ずつ生放送されました。
流山おもちゃ病院は、平成18年11月に流山市中央公民館主催の「おもちゃドクター養成講座」を受講した16人のおもちゃドクターで設立され、現在では18人が在籍し、流山市内の幼稚園や公民館、日曜情報センター、福祉会館、児童センターなどを中心に活動しているボランティアグループです。診療は無料ですが、部品などの交換をした場合は実費負担となります。また、弾等を発射できる鉄砲などおもちゃの機能上「安全」に疑問のあるものは、原則として受け付けていません。
リポーターのラッキィ池田さんは、「医師団がずらり並んでまるで“白い巨塔”のようです」と説明しながらも主題曲に「おもちゃのちゃちゃちゃ」を流すなどユーモラスに流山おもちゃ病院を紹介。この日は、家庭用に普及している大きなドライバーで小さな規格のネジを力任せに回して直せなくなってから持参された男性や、チョロQのようにバックさせてから前に進ませようとして動かないおもちゃを持参し「この人形を回すと動くゼンマイ仕掛けですよ」と受け付けで説明を受け「遊び方を知らなかったんですね」と笑う女性など約20組の患者が来院しました。
おもちゃ病院のドクターは、主としてプラスチックで製作されているおもちゃを診る外科やビス・ナット類の緩み、部材の変形、磨耗・汚れなどの点検・注油・調整などを行う内科、電池およびボックス・配線・スイッチ・はんだ付け・スピーカー・モーターなどを診る循環器科、プリント基板・抵抗器・コンデンサー・IC・その他電子部品などの脳神経科、主として木材で製作されているおもちゃや保育用品を治す整形外科、絵本・カード類、手造りのおもちゃなどの破れ・剥がれ・壊れなどの形成外科、縫いぐるみの脱着・縫合・接着などの皮膚科、そして総合科などに分かれています。
流山おもちゃ病院という看板を出した神愛幼稚園2階のホールでは、お揃いの緑色のエプロンにひらがなの名札を付けたトイドクターが、ハンダゴテやラジオペンチ、ドライバー、ニッパ、テスターなどを片手に壊れたおもちゃと向き合っていました。「これは時間がかかるね、入院させましょう」、「外科手術が必要ですね」、「はい、直りましたよ。こちらがカルテです」と、本当に病院のような会話が飛び交います。お子さんの佑太くん(5歳)が神愛幼稚園の年長さんという伊藤美紀さんは、「初めて利用しました。子どものラジコンカーが動かなくて診ていただいたのですが、電池ボックスが液漏れで汚れていたようです」と全快したおもちゃを持って満足そうに帰って行かれました。
おもちゃ病院は、6月16日(土曜)7月7日(土曜)、14日(土曜)9時30分〜11時30分までが神愛幼稚園、6月8日(金曜)、19日(火曜)、7月17日(火曜)、27日(金曜)10時〜12時までが文化会館、6月21日(木曜)、7月19日(木曜)9時〜12時までが南流山福祉会館、6月30日(土曜)、7月28日(土曜)9時〜12時までが一の台幼稚園、7月13日(金曜)10時〜12時までが思井児童センターでそれぞれ開院する予定です。お問い合わせは流山おもちゃ病院代表・関谷さん04−7155−1863
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ