八木南小学校(壽江島廣男校長)の2階には、「ふるさとルーム」があります。この部屋に一歩、足を踏み入れると懐かしいかつての教科書や校旗、ガリ版と鉄筆、レコードやオルガン、時間を知らせる鐘、文集や写真などが展示されていて、昔にタイムスリップしたような気持ちになります。その八木南小学校で昭和40年代の教室が再現されました。
6月16日(土曜)、八木南小学校でテレビドラマの撮影が行われました。同小学校の卒業生であるサンプラザ中野さんの小学3〜6年生までを再現するNHKBSハイビジョン「わたしが子どもだったころ」の撮影です。大切な友だちがいて、厳しい親がいて、道ばたには冒険があふれて…いまよりずっと心豊かだった時代。殺伐とした事件が氾濫し地域のつながりが希薄化する現代にあって、リリー・フランキーの「東京タワー」や映画「三丁目の夕日」の大ヒットなどは、懐かしい光景や幼少時代への憧憬がいま、多くの人々の心の奥底にあることを示しているのでしょうか。番組では、サンプラザ中野さんが流山に引っ越してきたところから紹介されます。
今回の番組は、現在のサンプラザ中野さんの歌やインタビューによるドキュメントと、回想される少年時代のドラマから構成されています。すでにご本人が出演される部分は6月6日に八木中学校などで収録されました。そして、今回、撮影されたのは、少年時代のドラマの部分。オール流山ロケでの番組づくりということもあって、出演者も流山市民が多く、流山子どもミュージカルの子どもたちもオーデションを受け9人が出演しています。
「水の中から 空を見上げてた 夢中になってた その瞬間は魚の気がした 息もつげないのに プールサイドで 空を見上げてた 君を見つめてた 君の背中に 翼がはえてた 息がつげなかった きのう ぼくらは どんな夢を見たんだろう あした ぼくらは どんな夢を見るんだろう(「どんな夢」サンプラザ中野作詞)」。サンプラザ中野さんの歌に合わせて子どもたちが教室で踊り、演じます。7月29日、文化会館での公演を前に舞台稽古に忙しい流山子どもミュージカルの子どもたちですが、今回はミュージカル仕立てのドラマになりそうと、うれしそうに演じていました。
流山子どもミュージカルから出演している湯川うららさんは「舞台では大きな声で大きな動きでと指導されていますが、今回はカメラ目線はしないように、演技は自然にと指導されるなど、新鮮で楽しい」と語ってくれました。「Runner」などのヒット曲で知られるバンド「爆風スランプ」のサンプラザ中野さんは、青春や恋愛をテーマに作品を発表し続ける一方で、ユニークなキャラクターでさまざまな分野で活躍されています。毎年10月の流山ロードレースにも出場され、沿道のファンを沸かせています。番組の放送は、NHKBSハイビジョンで、7月11日(水曜)22時〜22時44分の予定です。
流山市では、ドラマや映画の撮影を誘致して街の活性化を図る流山フィルムコミッションを設置し、これまでも多くのテレビドラマなどを手伝ってきました。実際の運営を行うNPO法人流山フィルワークス(岩佐大介理事長)では、会員やエキストラ登録者、ロケ希望者などを募っています。お問い合わせは同事務局(〒270-0157千葉県流山市平和台4-36-17マルショウビル302)電話 / ファクス: 04-7159-3132(Eメール: info@nfw.cc)へ。
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