7月8日(日曜)、流山おおたかの森S・C3階の出張所ロビーで開催されている「日曜情報センター」で、流山市農家生活研究会(染谷喜美子会長)が「流山の野菜は元気です〜夏といえば枝豆」と題して、朝採りの新鮮な流山特産「えだまめ」などが出張販売され、多くの来場者で賑わいました。その日の朝、収穫したばかりの新鮮な流山産の野菜が、生産者の名前を付けて直売され、中には、新聞で紹介された記事の切り抜きを持って、千葉市から駆けつけてくださった方もいらっしゃいました。
おやつやビールのおつまみにえだまめがおいしい季節になりました。暑い夏には冷えたビールに、茹でたてのえだまめがあれば言うことなしというお父さんも多いのではないでしょうか。えだまめは、大豆の未熟な実を枝つきのままゆでて食用にしたことから、この名がついたと言われていますこの日、会場で出張販売していた農家生活研究会の皆さんによると、多めの塩でうぶ毛をこすりとり、やや固めに茹でて、ざるにあげて味つけのための塩をひとふりするのがおいしいくいただくコツとのことです。また、えだまめは鮮度が落ちやすい作物ですので、ポリエチレンの袋に入れて冷蔵庫で保存すればある程度鮮度の落ちが抑えられますが、生産者の立場では「買ってきたらすぐに塩茹でし、食べてほしい」とのこと。ビアホールで出されるのは、冷凍輸入ものも多いと言われていますが、「朝採りの天然ものは違うわよ」と皆さんは自信満々。
えだまめには蛋白質、脂肪、ビタミンも豊富で、アルコールの酸化を防ぎ、肝臓の負担を和らげる機能を持っているなど、ビールのつまみとして、食べられている科学的な理由があるそうです。流山では、「サヤムスメ」や「とよふさ」、「オリ姫」、「サッポロミドリ」などの品種が多くつくられています。この日の販売に先立ち、流山市では7月4日に、特産のえだまめの出来栄えを競う「枝豆立毛共進会」が市内全域の畑を審査会場に開催されました。市園芸団体連合会(豊島啓行会長)の主催で毎年行われているもので、ことし25回目を迎えました。応募のあった22件それぞれの農家の畑で、病害虫の発生や管理など生育状況、えだまめのさやの大きさなどの品質を審査した結果、ことしは古間木の農家・金子百合子さんのえだまめ(品種「天ケ峰」)が市長賞に選ばれました。
日曜情報センターには、黒豆「たんくろう」という品種のえだまめも並んで人気でした。種は京都から取り寄せ、平方の小林静子さんが育てたものです。会場を訪れた東葛飾農林振興センターの上席普及指導員・市原重信さんは、「流山は通年でネギが特産ですが、夏に限って言えばこの季節、やはりえだまめです。市場出荷もこうした直売も共に人気が高い」と評価していました。駒木台から夫婦で会場を訪れた桜井茂子さんは「初めて来て、市の出張所で日曜日にこんなことをしているのかと驚きました。とてもいいアイデアですが、もっとPRした方がいいのではないでしょうか」と、「おかひじき」を購入され、農家生活研究会の皆さんと「どうやって食べるの」、「私が無農薬で育てたんだから安心して食べて」などと会話がはずんでいました。
この日は、えだまめの他にも、ナスやピーマン、トマト、モロヘイヤ、ズッキーニ、ゴーヤ、タマネギなどが飛ぶように売れていました。出店した流山農家生活研究会では、毎年11月に「ふるさと体験交流会」として、大畔のコミュニティプラザ周辺でサトイモの体験収穫や新米とトン汁の昼食会を開催しているのをはじめ今回のような農作物の直売を文化会館駐車場などで行っているほか太巻き寿司の実習指導や会員の研修会などを行い、都市農業のあり方を女性の視点で模索するなど活発な活動を展開しています。
次回の日曜情報センターは、7月15日(日曜)10時〜15時まで「流山のおいしさ発見! 〜 知っていますか?“流山の味” 」を予定。流山市ふるさと産品の展示販売を計画しています。夏の帰省時のおみやげや贈り物に“流山の味”を広めようと開催するもので、和菓子や煎餅、酒類などなど 郷土“流山の味”を紹介します。流山おおたかの森S・C3階に日曜と祝日などの休日にオープンする日曜情報発信センター。同S・C3階の流山市出張所では、平日は夜7時まで、土曜日も5時まで開庁していますが、休日は、オンラインの関係で住民票などを発行できないことから、出張所ロビーを無駄なスペースとしないために3月からスタートしました。地元の商工者、学校、NPO、市役所など各団体や機関が運営委員会を設置して企画・運営し、流山と周辺地域の情報を伝える広場で、産学官の連携で小さなイベントを通して、市内の産業や、日ごろ地道に活動を続けているサークルなどの情報を発信しています。入場無料、申込不要。お問い合わせはマーケティング課04-7150-6308へ。
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ