8月15日の終戦記念日を前に、平和について改めて考えていただこうと「サダコと折り鶴ポスター展」が市役所1階ロビーで始まりました。流山市の平和施策事業の一環として、広島平和記念資料館から貴重なポスターをお借りして実施しているものです。近年、戦争の悲惨な記憶が風化されつつありますが、今でも世界では戦争や紛争などが起きています。昭和62年1月に人類共通の願いである恒久平和の達成に向けて「平和都市宣言」を行って以来、さまざまな平和施策事業を展開し平和意識の高揚に努めてきました。
今回のポスター展では、広島に投下された原子爆弾により被爆し、白血病におかされ12年の短い生涯を閉じた佐々木禎子さんの闘病生活や、亡くなられた後に周りに人たちの活動により原爆の子の像が完成するまでの経緯などが分かりやすく説明されています。
同じく平和施策事業として、市では4年前より市民の皆さんから平和を願う折り鶴を募集し広島に贈っていますが、この「広島へ折り鶴」というのも禎子さんが闘病中に「生きたい」という思いを込めて鶴を折っていたことによるものです。今年も、たくさんの折り鶴が寄せられ、現在ボランティアの皆さんにより糸を通して千羽鶴にまとめる作業が進められています。8月1日にはNHK千葉放送局も取材に訪れ、作業の様子が夕方や夜8時45分からのNHK総合「首都圏ネットワーク」で紹介されました。
この千羽鶴は、作業が終わったものからポスター展と同時に市役所ロビーで8月10日(金曜)まで展示し、終戦記念日の15日に合わせて市内の子どもたちなどが直接、広島平和記念公園に届ける予定です。ポスター展は土・日曜を除き17日(金曜)まで行っていますので、この機会に、折り鶴に明日への希望を託しながら一生懸命生きた禎子さんの思いなどを感じながら平和について考えてみませんか。
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