8月12日(日曜)、東初石の流山高校で同校と公民館の共催によるさわやかボクシング教室が開催され、約50人の老若男女が汗を流しました。毎年、小学生から中高年まで参加している人気事業で、今回で7回目。現役の高校生はもちろん同部活のOBやOG、そして同教室の出身者で組織されている愛好者の流山市ボクシング連盟も指導に当たり、初心者にはマンツーマンで教えてくれるスポーツ教室です。
この日は、千葉県アマチュア・ボクシング連盟の柴野守哉副会長も訪れ、「ボクシングにはあまり明るいとはいえないイメージがあるが、皆さんから悪いイメージを払拭してほしい。強い選手を育成するのと同様に底辺の拡大とイメージアップも大切。無理をしないで楽しんでください」と呼び掛けました。
教室では、歌に合わせて指を動かす運動や同じリズムにのって左右の手で違う動きをしたり、輪になって手をつなぎ手を使わずに素早く立ち上がるスピードを競うなどゲーム性のある準備運動で親しみやすくスタート。左右でパンチを繰り出す「ワンツー」の練習からは初心者と2度目以上の参加者に分かれて実際にグローブをつけて汗を流しました。
現在、滋賀県で行われている「全国高等学校総合体育大会」のボクシング・ライトウェルター級で銅メダルに輝いた同校3年・横山拓児くんも指導に当たってくれました。渡部寛仁校長は、「秋の大会で全国優勝して、おおたかの森でパレードをやりたいですね」と参加者と一緒に練習し汗を流していました。流山小4年生の水沼祐太くん(10)は、「学校では陸上部に所属しています。弟が空手を習っているので、お父さん、お母さんの薦めもあって夏休みを利用して参加してみました」と語ってくれました。
「昨年、娘の愛が参加して楽しそうだったので誘われて来ました」という堀口孝恵さん(61)は、「女の子しか育てたことがないので、男の子に教えてもらえて楽しい」と笑顔で感想を聞かせてくださいました。同校3年生でボクシング部員として指導に当たった渡邉俊祐くん(18)は、中学生のときにボクシングをやりたいと担任教諭に相談したところ、この教室を教えてられ、中学生として大人と一緒に練習に参加したという「さわやかボクシング教室」出身の選手で、昨年はミドル級関東チャンピオンに輝きました。
参加者に水や氷を用意したり、ゴングを鳴らすなどの世話をしてくださったのはマネージャーの杉本雅さん(17)。「この教室を部員はみんな楽しんでいます。3年生なので後進のマネージャーがいないのが不安ですが、秋のインターハイで優勝してパレードをして卒業したい。大学に入っても、この教室にはお手伝いで参加したい」と語ってくれました。同校では、高校開放講座として野菜づくり教室を開催するなど地域に開かれた高校として親しまれていますが、現在、竹炭づくりなども企画を練っているそうです。
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