流山おおたかの森駅開業2周年を前に8月18日(土曜)、流山おおたかの森駅南口の都市広場で「サマーファンタジア2007」が行われ、多くのフラ愛好者やジャズファンなどが生のステージを楽しみました。昨年は、流山おおたかの森駅前にパリを思わせるオープンカフェを出現させた流山おおたかの森駅コンサート実行委員会(宮原哲也代表)が、今回は、南の島のリゾートを創出。同実行委員会では、南国ムードの中で、トロピカルなドリンクや料理を楽しみながら、フラあり、ジャズあり、ビッグな演奏ありの夏休みの1日となりました。井崎市長もアロハを着て「夕方までここで楽しんで、夜は江戸川の花火大会もよろしくお願いします」と呼び掛けていました。
映画「フラガール」のヒットやフラダンス専門番組の登場などフラブームが盛り上がる中、柏や我孫子などでハワイアンイベントが相次いでいます。流山では、2年目のTX開業以来、毎月、ジャズやゴスペル、クラシックなどの駅コンサートを定期的開催して、仕事や勉強の一日の疲れを駅の自由通路で癒していただこうと、音楽好きな若者が中心になって企画運営してきました。今回は、駅コンサートのスペシャル版として駅前の都市広場に特設ステージをセットし、テーブルや椅子、ビールなどを用意しての開催となりました。
ハワイアンでは5つの “フラ ハラウ”が出演。ハラウ カ プア ピカケ イ ミリア(三代川礼子代表)やククイ アロハ(町田屋基子代表)、ふみえ カラウヌ 佐久間 フラスタジオ(佐久間ふみえ代表)、フラ ハラウ オ プアメリア(鈴木敏枝代表)、ハラウ オ ラ フラ ナオミ(寺田名保美代表)がそれぞれにフラを披露。ハウラ オ ラ フラ ナオミを主宰されている寺田名保美さんは「フラ人口は30万から50万人と言われています。老若男女が楽しみながら健康にもよいのですから、一時のブームで終わらないよう広めていきたい」と語ってくださいました。
11時のオープニングでは小雨も降りましたが、夕方には青空ものぞき、前日までの猛暑とは打って変わっての過ごしやすい天候に恵まれました。最前列の席でステージを見ていた江戸川台西の趙乙林さんは、「公民館でフラサークル活動に参加しています。きょうは、素敵なフラを楽しめてうれしい」と語ってくださいました。連日の記録的な猛暑が続く中で熱中症など倒れる人がいらしては大変と、おおたかの森病院の院長をはじめ看護師が警備本部に待機してくださいました。同病院は9月に東口のライフガーデン101におおたかの森クリニックをオープンさせる予定です。
フラダンサーとして有名な女優の勝野雅奈恵さんが出演し、愛好者らに絶賛を浴びました。映画「 風の歌が聞きたい」や「かあちゃん」、CM日本リーバ、全国労働金庫などで知られる女優のもうひとつの顔がフラダンサー。迫力あるダンスで観衆を魅了しました。沖縄ポップス「なだそうそう」のハワイ語バージョンを踊り、「8月15日は終戦記念日でしたが、平和は大切ですね」とステージから呼び掛けました。小さな子との記念写真にも笑顔で応じ、気軽に握手されるなどサマーファンタジアを盛り上げてくださいました。
ステージではフラダンスだけでなく、「駅コン」本来のライブ音楽も次々に披露されました。「Na Lei」によるハワイアン演奏も人気で、フラダンスの演奏に、また、彼らの歌声だけのステージにと展開し、ハワイアン独特の美しいハーモニーを聴かせてくれました。バンド名はハワイ語で“沢山のレイ”という意味。レイのように人と人とが色々なことを超えて仲良く手をつなぎあえたら、という願いを込めたユニット名だそうで、数々のハワイアンコンサートや発表会、コンペティションのミュージシャンとしてその実績を積んでおり、バンド賞も受賞している実力派です。
ジャズステージが多い駅コンサートですが、この日も、駅コンで人気のMatsu & His Super Band with 渡辺明日香が出演。渡辺明日香 (Vo)、植松良高 (Dr)、関根敏行 (Pf)、岡田勉 (B) 、田附靖 (G)、石崎忍 (As)、粉川忠範 (Tb)というジャズファンにはおなじみのメンバー。ヴォーカルの渡辺明日香さんは、98年に神村英男のアルバムにゲスト歌手として参加、世良譲、前田憲男、日野皓正、ジョージ川口、高橋達也らトップ・ミュージシャンとの競演も実現し、昨年にはファーストアルバム「Unaffected」をリリースした注目の若手シンガーです。「昨年の春にグリーンフェスティバルでお邪魔したときには雨で、靴が泥だらけになってしまった工事現場にこんな素敵なショッピングセンターが建って、発展する流山を象徴しているようですね」と語っていました。
夕方からは、全国的にも有名な市立柏高校吹奏楽部員213人による迫力の演奏がスタート。この日も「美しい音楽は美しい環境から」をモットーにゴミを持ち帰るなどさわやかな部活動を見せていました。ステージでは、吹奏楽に三味線、和太鼓などの和楽器や韓国打楽器、そして中国楽器の二胡や揚琴を取り入れ観衆を驚かせました。様々なコンクールでの受賞が数多くあり、最近では、第17回全日本高等学校選抜吹奏楽大会「ゴールデン賞」、第54回全日本吹奏楽コンクール(赤組)「金賞」、第12回日本管楽合奏コンテスト「最優秀賞 理事長特別賞」、第6回全日本高等学校吹奏楽 大会 in 横浜「総合グランプリ」、第19回全日本マーチングコンテスト「金賞」など全国的に高い評価を得ています。副部長の3年・山本久美子さんは「きょうは、とても楽しみにして来ました。素敵な場所ですね。ぜひ、来年もやりたいですね」と感想を聞かせてくれました。
この日、司会進行をしてくださったのは、JCNコアラテレビ「デイリーニュース」のキャスターとしてもおなじみの坂野昌子さん。この日の模様は、8月20日(月曜)18時30分からの「デイリーニュース」で坂野さんご自身が番組の中で紹介してくださる予定です。また、千葉テレビ放送では8月から新番組「フラパラ」をスタートさせましたが、9月10日(月曜)11時30分からの番組の中でサマーファンタジア2007の模様が紹介される予定です。
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