8月26日(日曜日)、大規模な地震の発生を想定した「流山市総合防災訓練」が西初石小学校を会場に行われ、関係機関や会場周辺の自治会などから約620人が参加しました。午前9時過ぎ、自治会からの参加者は「避難誘導訓練」により、自治会役員や消防団員等の誘導で西初石小学校のグラウンドに避難してきました。会場に入ると、参加者の皆さんは「煙避難訓練」を体験してから各テント席へ着席しました。
今回の訓練は、「相模トラフ上でマグニチュード7.9の大地震が発生。市内では震度6弱の烈震を記録し、家屋の倒壊やがけ崩れ、道路の損壊、交通機関や電気、ガス、水道、電話などのライフラインにも被害が発生。また、市内各所で火災が発生し、多数の負傷者が出たため、各種の応急対策が待たれている状況…」を想定して行ったもの。開会式では、井崎市長が「災害はいつ起こるか分かりません。普段からの備えが大切です」と訓示を述べました。
会場では、倒壊した家屋などの下敷きになった生存者を、日本救助犬協会の救助犬が探し出し、陸上自衛隊員が救出する訓練や、消防職員や消防団員が火災建物に取り残された人を救出する訓練が実践さながらに行われました。
「救護訓練」では、流山市医師会によるストッキングを利用した骨折の応急手当や、流山市歯科医師会による口腔内を負傷した場合の手当方法のほか、消防団員による竹竿と衣服を使った応急担架づくりの実演指導なども行われました。
消火器や水バケツを使った「初期消火訓練」では、大人から児童まで参加者が力を合わせ消火活動に取り組みました。また、武力攻撃が迫ったり、発生したと認められる場合に、市民の皆さんに注意の喚起を図る「国民保護警戒サイレン」も吹鳴されました。
さらに会場には、災害時伝言ダイヤルの案内をはじめ、電気火災の防止方法やガスが使えなくなった時の対処方法などを紹介した展示コーナー、炊き出しコーナーなどのほか、起震車や梯子車の体験乗車コーナー、白バイとの記念撮影コーナーなども設置されました。訓練に参加した大勢の方が、「自主防災活動の大切さを再確認しました」と語っていました。
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