9月6日(木曜日)夜に関東を直撃した台風9号は、上陸後、北上を続け9日夜には岐阜県西部で局地的な大雨をもたらし同県羽島市で1時間に71ミリの豪雨となるなど、まだ被害が続いています。市内でも利根運河がこれまでにない増水となり、川幅が広くなっています。
普段は階段下に読み取れる「利根運河」の文字も水没し、いつもは水面の中央にスクッと立っている水位計もオレンジ色のとんがり屋根だけが濁った水の上に覗いています。ご近所にお住まいの方も「こんなに増水したのを見たのは初めてです」と驚いていました。
9月6日(木曜日)深夜には、利根川から江戸川へ流れていた利根運河の水が、翌7日(金曜日)朝には江戸川から利根川に向かって流れていました。ボランティアの皆さんによって植栽された利根運河水辺公園内の曼珠沙華も見頃を迎えていますが、利根運河が増水していますので水辺に近づく際にはご注意ください。
また、東深井では、一部低地に雨水が集中したことなどから、流山建設業協同組合の協力を得て、7日(金曜日)夕方5時から翌8日(土曜日)まで夜を徹し、準用河川諏訪下川から利根運河に水を汲み上げる作業が続けられました。
日頃は、市民の憩いの場として穏やかな佇まいを見せている利根運河ですが、利根川や江戸川が増水した今回の台風のようなときにはその調整機能を発揮します。まだ台風のシーズンが続きます。懐中電灯やラジオ、電池など災害時への備えを万全にしたいものです。
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