公開読書会が9月8日(土曜日)、市立図書館で行われました。この公開読書会は、市民の読書意欲の向上を図り、よりよい読書環境を作り出そうと活動を行う市民団体「本を読もう・流山の会」(近江哲史代表)が、ことし5月から毎月開いているもので今回で5回目。近江代表は、「本来、本は勝手に読めばいいし、図書館も好きなように出かければよいのだが、その中で知っておけば少しでも得になることは知っておきたいので、毎回Q&Aのような形で進めています」と公開読書会を解説しています。
初回となった5月19日は「図書館はこんなに面白い」というテーマで図書館の松本好夫館長と中村滋主任司書が、流山市の図書館の利用状況や図書館をうまく利用する方法についての講話を行いました。6月16日と7月14日には「図書館の使い方」をテーマに、近江代表とNPO法人ながれやま栞(しおり)の鈴木木の実さんとの質疑応答形式で、図書館が利用者の相談や質問に答える「レファレンス」と呼ばれるサービスなどについて説明がありました。8月18日には「私たちはこんな本を読んでいる」と題した懇談会を開催。約30人が愛読書などを紹介しました。
5回目となった今回から11月の7回目までは「読書の楽しみ方」という3回シリーズを予定しています。今回は、主催者の近江哲史代表がNPO法人ながれやま栞の佐藤奈津代さんの質問を受ける形で、「読書の楽しみ方・第1回・本を買う・借りる」をQ&A方式で発表しました。主催した「本を読もう・流山の会」の近江哲史代表は、「図書館に行ってくるよ〜シニア世代のライフワーク探し」(日外アソシエーツ)をはじめ「“自分大学”に入ろう」(実務教育出版)、「独白 定年前後」(実業之日本社)などのご著書を持つ方。
その近江代表が、「出版社と印刷所を一緒に考えがちだが、出版社は昔からみかん箱と電話があればできると言われているのに対し、印刷業は設備投資が大変」と語り、自費出版では「よい原稿は本にして全国の書店に置きます」などという広告に「詐欺ではないか」という騒動もあることから、コストや流通の仕組みなどを確認しよく考えてからにしましょうと呼びかけました。次回は、10月13日13時30分から森の図書館で「読書の楽しみ方・第2回・本の情報を得る」をテーマに開催します。お問い合わせは流山市立図書館04−7159―4646へ。
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