一茶双樹記念館で茶道教室
更新日 平成19年9月10日


本格的なお茶室で子どもも大人も 一茶双樹記念館で茶道教室

[画像]本格的な茶室を使って(13.3KB)

 子ども教室「茶道教室」が、2学期最初の土曜日となった9月8日(土曜日)、流山6丁目の一茶双樹記念館で行われ、小学生とその保護者ら20人がお抹茶を楽しみました。「もてなし」と「しつらい」の美学と言われる日本の伝統的文化の茶道を、本格的な茶室を使って親子で楽しんでいただこうと博物館が主催しました。講師は、流山市茶道親和会(市橋美智子会長)の裏千家から5人の指導者が協力してくださいました。


[画像]お抹茶を点てるのはじめて(12.7KB)

 市橋会長は、「低学年は素直なので、すっと入って馴染んでくれるのがいい。違う学校の子どもともすぐ打ち解けて、成長が楽しみですね。伝統文化を子どもたちから将来につなげていきたい」と語ってくださいました。参加された保護者は、「娘が通う幼稚園で、親子で茶道を体験したことがあります。きょうは、台風一過で暑かったけれど、たまには、こういうのもいいですね」。子どもたちは扇子を目の前に置いて正座をし、正しくお辞儀するところから学び「足がしびれちゃったけど、お茶を点てるのは楽しい」とにっこり。


[画像]小さな子どもたちはちょっと戸惑いながら(15.9KB)

 講座の締めくくりでは、子どもたちが、母親にお茶を点てる一幕もあり、和やかなひと時を過ごしました。協力してくれた流山市茶道親和会は、昭和47年に創立し、現在、所属流派は表千家・裏千家・大日本茶道学会・江戸千家・宗偏流・表千家不白流の6流派・18人の教授者と傘下の社中約400人による団体。季節茶会や11月の文化祭茶会などを中心に、今回、会場となった一茶双樹記念館で、毎月第2・4日曜の2回、呈茶席を設けて来館者に喜ばれています。


[画像]お母さんたちも礼儀作法に困惑気味?(15.9KB)

 博物館では、子ども教室として縄文の織物「アンギンづくり」をはじめ、水鉄砲をつくる「竹細工教室」や、古代のアクセサリーをつくる「貝輪づくり」などを開催しています。10月7日(日曜日)には縄文時代のアクセサリー「勾玉(まがたま)づくり」が、 10月28日(日曜日)には「どんぐりで笛をつくろう!」がそれぞれ予定されています。お問い合わせは博物館04−7159−3434へ。


[画像]日本の伝統文化に触れた1日(13.3KB)

 さまざまな文化活動が行われる一茶双樹記念館ですが、9月15日(土曜日)13時30分から同館で「一茶双樹記念館・山田恭弘オカリナコンサート」が行われます。山田恭弘さんは、NHKの「世界の音楽」にレギュラー出演され、松任谷由実のコンサートなどにも参加し、幅広い活躍をされている音楽家です。出演は、山田恭弘(オカリナ)、松本真昭さん(キーボード)、本間修治さん(パーカッション)で、曲目は、シルクロードのテーマやコンドルは飛んで行くなど。入場料1,500円。お問い合わせは、ダ・カーポ流山・荒木さん04−7158−1541へ。また、9月29日(土曜日)15時からは「一茶双樹記念館邦楽コンサート」が行われます。演目は「秋の曲」、「尺八本曲 木枯」、「蓮の恋」、「光のしづく」、「千の風になって」。出演は吉田雅鳳(箏・三絃・唄)、佐藤雅千(箏・十七絃)、須賀雅楽薫(箏)、山村雅以山(尺八)。入場料無料。要申込。お問い合わせは生涯学習課04−7150−6106へ。



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