9月15日(土曜日）、一茶双樹記念館でオカリナ奏者・山田恭弘さんのコンサートが行われ、150人の愛好家が癒しの音色を楽しみました。NHKの「世界の音楽」にレギュラー出演し、松任谷由実のコンサートなどにも参加するなど幅広い活躍をしている山田恭弘さんのオカリナを中心に、松本真昭さんのキーボード、本間修治さんのパーカッションによる「一茶双樹記念館・山田恭弘オカリナコンサート」。

　障子や襖を開け放した畳の部屋で、「宵待ち草幻想」などの演奏を楽しみました。「カントリーロード」や「コーヒールンバ」などの軽快な音楽から「G線上のアリア」などのクラシック、「コンドルは飛んで行く」、「花祭り」などのフォルクローレ、そして、おなじみの「シルクロードのテーマ」まで2時間に及ぶコンサートで、最後は、流山でオカリナを学ぶサークル「ダ・カーポ流山」の皆さんも一緒に「ふるさと」を合奏、客席の皆さんもオカリナに合わせて合唱しました。

　オカリナの澄み渡る音色は郷愁を誘い、その安らぎはいつまでも心に残ります。この日も、夏の終わりにふさわしく「少年時代」などを演奏。一茶双樹記念館の枯山水の庭からツクツクホウシなど蝉の合唱が加わり、絶妙なアンサンブルに。初秋を感じさせる風で小枝や葉がすれる音と一緒に、石庭には風にそよぐ木立の影が揺れて風雅なひとときを楽しみました。このコンサートの様子は、地元ケーブルテレビのJCNコアラ・葛飾の「デイリーニュース」で9月18日（火曜日）18時30分から放送される予定です。　

　今回、主催したダ・カーポ流山のオカリナ演奏は、9月30日（日曜日）13時30分から16時まで生涯学習センターで、NPO法人国際支援交流協会が行う「環境と健康フェア」の中でアトラクションとして無料で聴くことができます。このフェアでは、ダ・カーポ流山のオカリナコンサートのほかに、講演「環境から受ける健康への影響」（講師：江戸川大学社会学部ライフデザイン学科教授・惠小百合さん）、環境絵本「そらベア」（朗読：斎藤真理）、チャリティバザーなどが予定されています。お問い合わせは、NPO法人国際支援交流協会（FSUN）流山支部・時任さん04−7159−4954へ。

　また、10月13日（土曜日）、文化会館で行われる流山市社会福祉協議会創立40周年記念福祉大会で、式典終了後の14時35分から15時30分までの予定で、山田恭弘さんらのオカリナコンサートが無料で楽しめます。「幸せの黄色いリボン」や「精霊の森」、「グリーン・スリーブス幻想」、「浜辺の歌」など11曲が予定されています。今回、お聴き逃しになった皆さんもぜひお勧めしたいコンサートです。お問い合わせは、社会福祉協議会04−7159−4735へ。

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