9月20日（木曜日）、文化会館で「体と脳の老化をどう防ぐか〜その最新情報」をテーマにした講演会が行われ、700人の市民が老化防止などを学びました。市内5か所の公民館を中心に中高年者の生涯学習の場として人気の「流山市ゆうゆう大学」の公開講演会として健康都市宣言を記念して開催されたものです。

　講師の東京理科大学名誉教授・久保田和彦さんは、「血管や脳の老化を防ぐ方法」や、「動物実験において唯一寿命を延ばす確かな方法」、「高齢になるほど補わなくてはならないもの」など最新の科学的な情報を交えて講演されました。

　講演では、「老化はなぜ起こり、寿命は何が決めるか」から始まり、からだと脳の老化を防ぎ、寿命を延ばすためには、「動脈を若く保つためにホモテシステインを減らす、活性酸素を消す、血液中のブドウ糖を減らす、尿酸値を低く保つ」、また、「腸内細菌叢を良好に保つ」、「ロハスで元気を保つ（ツボ刺激のすすめ）」、「運動の意義と仕方の工夫」、「脳の老化を防ぎボケを防ぐ工夫」、そして「心の持ちよう」などが長寿の敵・味方になることについて薬学博士としての豊富な経験と研究実績をもとにユーモアたっぷりに話され、参加者は熱心にメモをとっていました。

　今回と同じ文化会館ホールで、9月29日（土）14時〜17時まで、流山市歯科医師会が健康都市宣言記念市民公開講座「粗食のすすめ〜元気な子どもを育てる食生活〜」を開催します。小児の食生活指導について、フード＆ヘルス研究会代表で管理栄養士の幕内秀夫さんが講演を行い、歯科医師の鈴木公子さんが診療現場での実例を解説しながら健康と食生活との関わりなどを紹介するものです。入場無料。ぜひ、ご参加ください。お問い合わせは保健センター04−7154―0331へ。

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