環境と健康フェア
更新日 平成19年10月1日


 環境と健康フェア NPO法人国連支援交流協会流山支部が7周年

[画像]生涯学習センターで150人が参加(16.2KB)

 環境と健康フェアが、9月30日(日曜日)、生涯学習センターで行われ、約150人の市民が環境がもたらす健康への影響などを学びました。NPO法人・国連支援交流協会流山支部(時任きよ子支部長)が、設立7周年を記念して開催したものです。主催したNPO法人・国連支援交流協会流山支部は2000年に設立され、国際貢献や環境問題などに取り組んでいて、30人の会員が「アフガニスタン復興」や「たばこと健康」など年間テーマを決め、講演会の開催やチャリティフリーマーケットなどで精力的に活動しています。


[画像]大門玉泉さん(14.6KB)

 一昨年からは、ノーベル平和賞受賞者でケニアの副環境相、ワンガリ・マータイさんが進めている「グリーンベルト運動」支援の募金活動も行っています。会場には、苫小牧名誉市民の書道家で蓮葉会を主宰する大門玉泉さんも北海道から駆け付けていました。大門さんは、国連支援交流協会流山支部がこうした催しの際に行っている「もったいないアート」に賛同し、書道で「もったいない運動」を表現。流山支部では大門さんの書を絵葉書にして、その売り上げもチャリティーとして寄付しています。


[画像]惠教授(13.0KB)

 記念講演会では、江戸川大学社会学部ライフデザイン学科教授・惠小百合さんによる「環境から受ける健康への影響」が行われ、絶滅危惧種ミズガキの復権を訴えました。惠教授によれば絶滅危惧種ミズガキとは、水辺で遊ぶ子どもたちのこと。小川で遊べば環境問題にも無関心ではいられなくなると強調。さらに食料や木材を海外からの輸入に頼っている日本は諸外国から「水喰い虫」「木喰い虫」と言われていることを紹介し、経済原理だけではなく、食料や木材を国内で回す努力をしようと呼び掛けました。


[画像]環境と健康のかかわりを学ぶ(16.0KB)

 流山市では、全小中学校にビオトープをつくるなど、子どものときから環境に関心を持つようにしているうえ、緑の力をつなげて地球温暖化防止にも資する流山市グリーンチェーン戦略を展開していることを紹介。さらに、11月2日(金曜日)14時〜16時まで江戸川大学で行われている学園祭の中で、「都心から一番近い森の街を目指して」をテーマとした、流山グリーンチェーン戦略についてのトークリレーへの参加も呼び掛けました。


[画像]オカリナのミニコンサート(18.0KB)

 10月から対象地区を市全域に拡大して展開する流山グリーンチェーン戦略について、その始まりやこれまでの取り組み、未来へもたらす効果などを、首都大学東京の三上岳彦教授やグリーンチェーン推進ネットワークの甲斐徹郎事務局長、江戸川大学惠小百合教授、井崎市長らが語り合うもの。また、流山市では、ヒートアイランド現象による都市域の高温化が問題となる中、今後、この調査結果を新しいまちづくりに反映させようと、環境省の「地域の熱環境改善構想」適用第1号の認定を受け、昨年度から江戸川大学と協働で、市内約300か所を、徒歩や自転車で調査して回ったり、定点観測などをしてます。そこで「緑や森は天然の冷蔵庫だ!」と題して、ヒートアイランド抑制型のまちづくりを目指し昨年から開始したTX沿線の熱環境調査について、江戸川大学森島済准教授が中間報告を行います。入場無料、申込不要。問い合わせは、まちづくり推進課04−7150―6090へ。


[画像]朗読とフルート演奏(10.9KB)

 第2部では、環境絵本として話題の「そらべあ」の朗読&演奏会が行われました。かわいいホッキョクグマの兄弟とともに地球温暖化を考えようと行われたもので、ホッキョクグマの兄弟「そら」と「べあ」の絵本「そらべあ」(ソニー・マガジンズ刊)を齋藤真理さんの朗読と谷口由紀子さんのフルート演奏で紹介しました。曲は、絵本のストーリーやキャラクターから篠川順一さんが作曲したオリジナル曲。「そら」と「べあ」は北極の氷が割れて大好きなおかあさんグマと離ればなれになってしまいました。そのころ暖かい日が続いていたからです。2匹はおかあさんグマを探す旅にでかけることにしました・・・。分りやすいストーリーに、穏やかな朗読とフルートの音色は環境問題について老若男女を問わず感性に訴えました。


[画像]椅子に座ったままの簡単なフィットネス(16.0KB)

 また、アトラクションとして市内のオカリナサークル「ダ・カーポ流山(荒木佳江代表)」がミニコンサートを披露。琵琶湖就航歌やエーデルワイスなど6曲を聴かせました。エンディングでは、8人のオカリナ演奏に合わせて、参加者が「ふるさと」を合唱。最後は、流山市フィットネス指導員の今井芳江さんの指導で、椅子に腰掛けたまま身体を動かしてリラックス。まさに環境と健康フェアの名のとおり、身近な環境問題から心身の健康を考えるひとときとなりました。



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