10月21日(日曜日)、リサイクルプラザとほっとプラザ下花輪で環境シンポジウム流山が行われ、多くの市民がガレージセールを楽しみながら地球温暖化防止などを学びました。地球温暖化の進行に伴い私たちのライフスタイルを見直そうと、「私のやっているエコライフ」と題した市民報告会や、緑と温暖化防止の関わりを考えるワークショップなど、市民が直接参加しながら環境について考えるイベントとして、環境シンポジウム流山実行委員会が主催しました。
各環境団体等の活動成果を紹介したパネル展示や、新川耕地の野鳥や植物、水路の生き物などを観察する「ふれあい自然観察会」、ガレージセールなど多彩なメニューで、とかく硬くなりがちなテーマを楽しみながら学べるよう演出されていました。ポスター展では、各種環境団体など16団体が牛乳パックからハガキを作って展示したり、子どもたちを自然の中で遊ばせる大切さを写真で訴えるなど思い思いの展示公開を行っていました。NPOさとやまのポスター展示では「蝶の世界も温暖化?」と題して流山市内で撮影された南方系の蝶の写真が公開されました。ナガサキアゲハやクロコノマチョウ、ツマグロヒョウモン、ムラサキツバメなどの色鮮やかな写真が来訪者の目を引いていました。
NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネット事務局長の鬼沢良子さんの司会で進められた「私のやっているエコライフ」と題した市民報告会では、東部中学校の生徒さんが「冷暖房機器の使用にあたって家族で温度管理に気をつけている」といった体験発表などにも挑戦。今年度からアウトソーシング事業(市民による業務参加事業)として市民環境講座事業を開始。毎回開催される講座などは、企画から運営、実施に至るまでをNPOに委託することで、より市民の視点に立ったイベント、身近で気軽に参加できる講座となったようです。
11月2日(金曜日)14時〜16時まで同市駒木の江戸川大学で、学園祭の一環として「都心から一番近い森の街を目指して」をテーマとした流山グリーンチェーン戦略についてのトークリレーが開催されます。10月から対象地区を市全域に拡大して展開されている流山グリーンチェーン戦略について、その始まりやこれまでの取り組み、未来へもたらす効果などを、首都大学東京の三上岳彦教授やグリーンチェーン推進ネットワークの甲斐徹郎事務局長、江戸川大学惠小百合教授、井崎義治流山市長らが、フリートークで語ります。また、流山市では、ヒートアイランド現象による都市域の高温化が問題となる中、今後、この調査結果を新しいまちづくりに反映させようと、環境省の「地域の熱環境改善構想」適用第1号の認定を受け、昨年度から江戸川大学社会学部ライフデザイン学科・惠小百合研究室と協働で、市内約300か所を、徒歩や自転車で調査して回ったり、定点観測などをしています。そこで「緑や森は天然の冷蔵庫だ!」と題して、ヒートアイランド抑制型のまちづくりを目指し昨年から開始したTX沿線の熱環境調査について、江戸川大学森島済准教授が中間報告を行います。入場無料、申込不要。お問い合わせは、まちづくり推進課04−7150―6090へ。
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ