11月10日(土曜日)・11日(日曜日)の2日間、松ヶ丘自治会館で「松ヶ丘文化展」が行われ、あいにくの天候の中、多くの方々で賑わいました。同展は、松ヶ丘自治会(原田稔会長・1055世帯)が毎年秋に開催しているもので今年36回目を迎えた伝統ある自治会文化展です。
自治会館を入ると「この日のためだけに続けています」という上原金造さんが丹精込めて育てた菊花の見事な色と匂いが迎えてくれました。室内には、写真や書道、洋裁、編み物などの作品が一堂に飾られ、展示作品前には、見学者のための椅子や拡大鏡などが置かれ、高齢者に対するやさしい心遣いが感じられました。
吉沢秀博さんの俳句「余生など無くて黄金の稲を刈る」という俳句の隣には、秀博さんの妻・吉沢量子さんの詩画集「蒼秋」、「深秋」が並んでいました。詩画集は、詩、挿絵、装丁、製本をひとりでこなしてつくる世界でたった1冊のオリジナルだそうで「毎年2冊くらいずつ作ってもう50冊になります」というご説明に、会場を訪れた井崎市長も「ご夫妻ですばらしい特技、ご趣味をお持ちでうらやましい」と作品を鑑賞していました。
松ヶ丘は昭和30年代、南柏駅を中心に開発された住宅街で、昭和36年にそれまでの向小金新田や名都借という当時の地名から一部が「松ヶ丘」となりました。会場には、津軽こびん刺しゅう、つまみかんざし、木工、陶芸など多彩な作品が並び、全国から松ヶ丘に転居された方々が、それぞれの出身地に思いを馳せているようにも感じました。
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ