11月19日(月曜日)、利根運河の水辺公園付近で白鷺が群れをつくっていました。運河水辺公園には、カルガモ、マガモ、アヒルがたくさん集まっています。コサギもよくやってきます。今回の白鷺をはじめ、利根運河は野鳥の宝庫として愛好者に親しまれています。江戸川に近いところでは、ゴイサギの幼鳥のホシゴイが見られます。南側に広がる水田地帯「新川耕地」では、オオタカなどの猛禽類が確認されています。今月下旬頃には、タゲリやケリを見ることができると言われています。
工業団地に近い「におどり公園」では、季節によってメジロとヒヨドリ、モズ、シジュウカラを見ることができます。東京理科大学近くの「理窓会記念自然公園」周辺ではよくキジを見かけます。運河水辺公園の西側にある西深井第一排水樋管周辺ではオオヨシキリを観察することができます。また、葦原には、ホオジロ、オオジュリンがいます。
利根運河は、明治19年、内務大臣山縣有朋がオランダ人ムルデル技師に設計を命じました。財政難より、民間の利根運河会社の事業となり、明治21年5月工事着工、明治23年2月完成、同3月に通船を開始しました。運河の開通により利根川―江戸川間の航路も短縮し帆船、汽船がひんぱんに往来しました。しかし、鉄道の発達や洪水により経営難となり昭和17年運河は国営となりました。 現在は東武野田線運河駅近くの運河水辺公園をはじめ、堤沿道にはギャラリーやレストランなどもでき、ことし6月には利根運河薪能も開催されるなど市民の憩いの場として親しまれています。
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