12月2日(日曜日)、西深井福祉会館で高齢者との昼食会が開催され、約80人がおいしい昼食をいただきながら楽しいひとときを過ごしました。新川北部地区社会福祉協議会(小倉卓郎会長)が毎年開催している「いきいきサロン」の一環として行われたものです。会場となる同福祉会館の改修工事のため例年より遅い12月の開催となりましたが、穏やかな天候に恵まれ、新しい畳の上で触れ合いのひとときを過ごしました。
参加されたのは、80歳以上の方々が47人、楽しい演芸で盛り上げてくださった芸達者な皆さん3人、そして、裏方に徹した地域のボランティアさん28人。ボランティアの方が育てた野菜を畑から採ったり、前日から準備を始め、当日早朝から作ったケンチン汁が振舞われました。参加された方々は、近所の方々と歓談しながらケンチン汁とお赤飯、太巻き、お漬物をおいしくいただいていました。
舞台では、桐泉会(とうせんかい)による江戸芸「伊勢音頭」や「深川」、「かっぽれ」などの演芸を楽しみました。桐泉会の今井良江さん、田中かね子さん、渡辺佳子さんの3人は流山、柏を中心に活躍されていらっしゃいますが、66歳から72歳とは思えない軽妙な動きで参加者の心をとらえました。「舞台の上からみんなの真剣な眼差しを感じて、逆に元気をもらって演じる事ができました」と感想を述べてくださいました。
また、各テーブルにお椀と、お箸、お皿、豆を置いて、一列ごとに順番にお皿からお椀へ豆を移動する全員参加のゲームを楽しみました。そして、お豆の入った袋を立てかけた板の丸い穴へ投げ込むゲーム。客席からの飛び入りで「80歳になり初めて参加しましたが、童謡をハーモニカで吹きます」と酒井徳英さん。「春の小川、こいのぼり、茶摘み、もみじ等」四季の童謡14曲を演奏され、会場からは演奏に合わせて歌声が重なりました。
最高齢の窪田さん95歳も元気に参加されました。また、地域の方が案内状をお持ちした際には、「母は脚が悪いので…」と参加を躊躇されていた山口ハルさんのご家族。当日は、ご家族の送迎で、会場ではボランティアの介助でゲームにも参加されました。迎えにいらしたご家族の「母は1年ぶりに外出しました。こんな楽しそうな笑顔は久しぶりです」という言葉が印象的でした。
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