1月16日(水曜日)、江戸川台小学校の4年生86人が、さわやかちば県民プラザにムラサキシキブ275本とイロハモミジ4本の苗木を植樹しました。これは、昨年夏に県事業として行われた「ちばCO2CO2(コツコツ)ダイエットファミリーキャンペーン」に江戸川台小学校の4年生が協力したことで、今回の苗木植樹イベントに参加依頼があったものです。江戸川台小学校では、この依頼にあわせ総合的な学習の一環として苗木の植樹と地球温暖化をテーマとしたビデオ上映により環境学習を行いました。
ちばCO2CO2(コツコツ)ダイエットファミリーキャンペーンは、日常の生活の中で“こつこつ”とした取り組みを実践することで、地球温暖化の原因である二酸化炭素の削減を図ろうというもので、児童の家庭では昨年の夏休みの7〜8月にさまざまなチャレンジ項目に取り組みました。照明やテレビをこまめに消し、冷房の設定温度は控えめに、冷蔵庫の開け閉めやシャワーの使い方のも気を配ったそうです。さらに2か月間の電気やガス、ガソリンの使用量を調べ、二酸化炭素に換算すると何キログラムになるかを計算。その量の二酸化炭素を吸収するには木が何本必要かを把握することで、森や林、樹木の大切さを学びました。
地球温暖化防止に樹木の役割が大切なことを学んだことで、今回の植樹に望む子どもたちの気持ちも弾んだことと思います。子どもたちは、同プラザの緑の広場にある歩道沿いに一列に並び、用意されたムラサキシキブの苗木をみんなで協力しながら植樹しました。各クラスには、温暖化防止ながれやま(平手彰代表)の会員の方々がそれぞれ付いて植樹を手伝いました。苗木を植えるのは初めてという児童が多く、苗木の向きや土のかぶせ方などを指導してくださいました。秋に紫色のきれいな実をつけることで観賞用としても栽培されるムラサキシキブですので、木が大きくなるとこの歩道がどのような姿になるか楽しみです。
さわやかちば県民プラザでは、今回の記念植樹のプレートを設置するとともに、この歩道を「ムラサキシキブの小径」と名付けるとのことです。植樹の後は、同プラザのホールで地球温暖化をテーマとしたビデオアニメ「地球が熱を出している」の上映が行われました。このビデオは、地球温暖化に伴う環境の変化や人々の生活がどうなるか、そして温暖化防止に役立つ暮らしなどを紹介した内容で、子どもたちは、冷暖房の設定を1度抑えることや自家用車ではなく電車やバスを使うことでも地球の温暖化防止につながることなどを学びました。
植樹とビデオ上映を終えて、4年1組の青木勇也くんは「木を植えたのは初めてです。大きくなるのが楽しみ。これからは地球が暖かくならないように注意します」、4年2組の逆井雄貴くんは「木が育ったのを見に来るのが楽しみです。地球温暖化は怖いと思いました」、4年3組の新井美紗貴さんは「今日植えた木が二酸化炭素をたくさん吸ってほしい。地球温暖化は絶対止めなければいけないと実感した」とそれぞれ感想を語ってくださいました。
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