SFS合奏団日中青少年文化交流演奏会壮行コンサートの第1回目が、2月11日（祝日）、アミュゼ柏で行われ400人の聴衆をバイオリンが奏でる調べが魅了しました。次回は3月1日（土曜日）18時から流山市文化会館で開催されます。

　小学3年生から大学2年生までのバイオリニスト16人の青少年によるSFS合奏団のコンサート。SFS合奏団は3月29日（土曜日）、中国長沙市で日中文化交流コンサートを開催します。そこで、中国への壮行コンサートが、今回の柏市と、次回の流山市で開催されるものです。

　音楽物語（創作物語）や中国民族楽器（揚琴と笛）と弦楽合奏、ヴィヴァルディの四季「春」、リュートのための古代舞曲とアリア第3組曲、シュトラウスのラデッキー行進曲などが演奏されます。主催はSFS合奏団、後援は流山・柏・野田市教委や千葉県日中友好協会。SFS合奏団の植田しづか代表は、「SFS合奏団には中国からの小さな奏者も参加しており、そんな子どもたちの国境を越えたて、みんな仲良く！との思いが今回の交流演奏会実現のきっかけになった」と語っています。

　中国の楽器・揚琴は、わずか15歳で飛び級で湖南師範大学芸術学院に入学し、千葉大学大学院で音楽教育を学びNHKなどにも出演しているプロ奏者の鄭宇（ていう）さん。創作音楽劇の語りは映画「たそがれ清兵衛」やミュージカル「アニー」などに出演した伊藤未希さん。笛は北京中央音楽院を経て東京芸術大学修士課程を修了した王明君（おうみんくん）さん。司会はフジテレビ「小川宏ショー」のアシスタント司会などを経て現在、県内で大正時代からの古民家に住み自給自足で田舎暮らしをしながらフリーナウンサーとしても活躍している山川建夫さんです。

　音楽物語「トマスの翼」は、アメディオ・アマディ作曲の組曲「中世の放浪学生」に、文献「放浪学生プラッターの手記」をもとにして作った物語を重ね合わせて創作しました。SFS合奏団の奏でるバイオリンの音色に、伊藤未希さんの物語の朗読が重なります。中世の放浪学生を各地の人々が助けながら立派な働く教師にするという話。山川さんは「助け合いはいつの世も大切。中国長沙市も2月7日の旧正月頃は異常気象による豪雪に見舞われましたが助け合って、今回の交流コンサートも成功させましょう」と呼び掛けました。

　チケットは紀伊国屋書店流山おおたかの森店（流山）や浅野書店柏駅東口スカイプラザ地下1階（柏市）、弦楽器専門店アントニオ（松戸市）、ブックエンドウ本店川間駅北口（野田市）などで大人2300円（当日2500円）、小人1300円（当日1500円）全席自由。なお、SFS合奏団日中青少年文化交流演奏会プレイベントが、2月17日(日)12時〜16時まで流山おおたかの森S・C3階市役所出張所ロビーの「日曜情報センターで行われます。入場無料、申込不要です。お問い合わせは日中青少年文化交流演奏会実行委員会・小野さん080―5373―1094へ。

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