房総の郷土料理の太巻き寿司を作る教室が、2月19日(火曜日)、南流山センター、初石公民館、北部公民館の3会場で同時に開催され、多くの市民が参加しました。この教室は、日本人の主食である米を見直し、消費拡大を目的とした催しで、農政課が毎年開いている人気の教室です。
今回も応募が殺到し、写真を撮らせていただいた南流山センターの会場も3.6倍と高い倍率で、30代から60代の30人の皆さんが太巻き寿司づくりに挑戦しました。太巻き寿司は、昨年12月に農林水産省が発表した「農山漁村の郷土料理百選」の中で、千葉県の郷土料理として選ばれました。
野菜や卵などを使って切り口が花や蝶など、さまざまな図柄になるように工夫して巻き上げ、「房総祭り寿司」とも言われています。今回皆さんが料理された太巻き寿司は卵や野沢菜、かんぴょうなどを使ったもので、色鮮やかな「さざんか」と「バラの花」をつくっていきました。
指導したのは流山市農家生活研究会の皆さんです。会員の中には、10種類以上のレパートリーを持ち、20年前からこうして教えている方もいるとのこと。今回のさざんかやバラの花は、初心者向けの図柄だそうですが、参加者からは「うまく巻けない」「繋ぎ目の部分はどうしたら良いのか」といった質問があちらこちらから挙がり、講師の皆さんは大忙しでした。
また、応募の抽選率が4倍と最も高かった初石公民館では、25人の方が参加し、「バラの花」に挑戦していました。講師の研究会の皆さんは、この日のために前日の午後から食材の下ごしらえをしてきたそうで、会長の染谷喜美子さんは「準備は大変でしたが、会のみんなもこういった教室を通して市民と交流ができるのがとても嬉しく、今後も地場野菜の良さや食育の大切さなどをアピールしていきたい」と話していました。
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ