西初石にお住まいの金子繁雄さんが、ご自分で撮られた写真を見せてくださいました。オオタカやフクロウの生息が確認されている市野谷の森をはじめ新川耕地などで撮影された生き物の写真です。写真はフィルムで撮られているもので、デジタルカメラで複写させていただいたため実物の写真よりもピントが甘くなってしまっています。オオタカの写真は、空を悠然と直線的に飛んでいるシャッターチャンスをとらえたものです。はばたきと滑降を繰り返して飛ぶその姿はまさに食物連鎖の頂点に位置する猛禽類といった風格です。
同じく市野谷の森で撮影されたノスリの写真は大空を飛んでいるカット。飛んでいる姿を下から見ると、写真のように翼の下面が白っぽく、前側中央に黒い模様があります。体はカラスより少し小さいくらいなのだそうです。
金子さんの写真で一番驚いたのが本土きつねです。NPOさとやまの恵良好敏理事長も「キツネの親子がいます」とおっしゃっていましたが、こうして実際に写真を見せていただいたのは初めてでした。森林や農耕地、人家周辺に生息し、里山の動物として人間と長いつきあいを保っている動物です。 金子さんは、曲がり角で出会って目が合ってしまったので、撮影できたとおっしゃっていました。
メジロの写真も見せてくださいました。体はスズメよりも小さめ。緑がかった背と暗褐色の羽を持ち、目の周りの白い輪が特徴で、名前の由来ともなっています。食性は雑食ですが、花の蜜や果汁を好むため写真のように柿の木などでもよく見られます。この季節には梅の木などで見られるそうです。
最後に見せていただいたタゲは新川耕地で撮影されたものだそうです。カラスぐらいの大きさで、後頭部にぴんと張った長い冠羽が特徴です。『ミャー』『ミュー』など子猫のような声で鳴くそうです。足で地面を叩いて虫などをおびき寄せる様子が田を蹴っているようすから、タゲリと名前が付いています。
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ